STOP:マインドフルネス
STOP(ストップ)とは,マインドフルネスを活かしたストレス対処法になります。
これは,何かしている時,ふと集中できなくなってきたり,先のことが不安になったり,心配になったり,何か考えが頭を支配して今していたことが手につかなくなったとき等に使える対処法になります。
STOPでは,こういった自動思考に対してとても効果的です。
みなさん,今までこの男の子のような経験はありませんか?
ある男の子が友達にLINEを送ったけど,なかなか返信が返ってきません。そのようなときに,男の子は「忙しいのかなあ」「LINEを送り間違えたのかなあ」「嫌われたのかなあ」など,色々な自動思考が頭に浮かんできました。
次の日,男の子は,そのことをずーっと考えて,夜眠るときになっても,そのことが気になって,眠りに集中できなくなりました。
違う日に,男の子はLINEをした友達に挨拶をしました。しかし,そのお友達は,返事をしませんでした。すると男の子は,「どうしてだろう」と色々と考えてしまい,授業や仕事に集中できなくなってしまいました。
このような状態は,いわば,自動思考にとらわれてしまっているような状態です。
このように,自動思考にとらわれて,色々手につかなくなっている状態をマインドレスな状態と呼びます。
一方,その逆の状態,つまり,ストレス状態ではなくて,落ち着いたリラクセーションの状態,そして,今自分がどのような状態にあるのかにしっかりと気づけている状態,そのような状態をマインドフルな状態と呼びます。
では,ネガティブな自動思考にとらわれている状態から,マインドフルな状態になるにはどのようにすればよいのでしょうか。
マインドフルな状態になるために。
ポイントは2つあります。
まずは,自動思考にとらわれていた自分自身に気づくということです。
そして2つ目は,今ここに注意を向けるということです。この今ここに注意を向けるというのは,これからストップ君が説明します。
それでは,日常生活の中で生かせるマインドフルネスをご紹介したいと思います。
それがSTOPという,マインドフルネスを活かしたストレス対処法になります。
日常生活で活かすSTOPの方法について
これは,何かしている時,ふと集中できなくなってきたり,先のことが不安になったり,心配になったり,何か考えが頭を支配して今していたことが手につかなくなったとき等に使える対処法になります。
STOPは,このように説明できます。
たとえば,机に向かって勉強しているというようなシーンを考えてみましょう。
男の子は,明日の予定のことがきになって集中できなくなってきました。
この時,こんなこと考えちゃだめだ,集中集中!!と闇雲に考えても,ますます集中できないばかりです。
そんなときはSTOPを使ってみましょう。
生活の中で,STOPを行うことで,ネガティブな自動思考にとらわれている状態から,マインドフルな状態になることが可能になります。
マインドフルネスは学ぶことと,体験が大切です。
みなさんもぜひ試してみてくださいね。