カーイエ
自分のための応用行動分析学辞典を作ろうと思って作成しました。 みなさまのご参考になるとよいかなと思っています。
家庭での子育てに関する本や考え方はたくさんあります。 一人ひとりにあった子育ての方法を一緒に考えることができたらと思っています。ご自由に投稿してくださいね。
学校の先生は常に忙しくて,子どもの対応について学ぶ機会が減少していることが問題になっていると言われています。 ここでは,先生方が「すぐにわかる子どものへの適切な関わり方」に関する情報を掲載していきます。
チームプロジェクトに必要なアプリケーションや進め方を記載していきます。 新たにプロジェクトを始める方や,プロジェクトに取り組んでいる方にオススメなマガジンになると思います。
マインドフルネスに関する記事を載せています。 ご興味がある方はぜひご覧ください。
マインドフルネス(mindfulness)とは,①批判することなく観察すること。②すなわち,自分自身に思いやりを向けることを意味します(ウィリアムズら(2016);佐渡・大野 訳)。 いくつか例をあげて説明します。 さて,いままで,こんなことはありませんでしたか? いろんなことが頭を駆け巡り,眠ろうとしてもなかなか眠れなかったり,授業や仕事に集中して取り組みたいので,他のことに気を取られて集中できなかったりする。 それは心ここにあらず(マインドレス)で,全く集中で
機能的アセスメント(Functional Behavior Assessment: FBA)とは, アセスメントという言葉は,「評価」や「査定」という意味で用いられています。何かの対策を行うには,事前に評価や査定をすることで,より効果的な介入につながります。 また,機能的という言葉は,すべての行動には,理由と目的(機能)があるということから,使用されています。 支援者が人の行動を増やしたり,減らしたりためには,機能的アセスメントを十分に行うことが大切ですので,わか
チームでプロジェクトを遂行するには,データを保管したり,作成したりしていく必要があります。 クラウドストレージサービスとしては,DropboxやOneDriveがあります。Dropboxはストレージサービス単体ですので,作業を行うサービスの提供はありません。OneDriveはMicrosoftが提供するストレージサービスは,Microsoft OfficeのサービスであるWordやExcel,PowerPointを使用することができ,作業を行うには必須のアプリケーション
タイムアウト(time-out)とは,好きな活動や環境において,問題となる行動が生じた時に,その活動や環境から切り放す方法です。 この方法では,問題となる行動をした対象を叩いたり,叱ったりすることなく,問題となる行動を減らすことができます。 学校現場や家庭における体罰などを減らせる効果的な方法にもなると考えられます。学校現場でタイムアウトに関しては,学校長などの許可を得るなどして実施することが望ましいと思われます。タイムアウトの方法によっては,保護者や先生がよく思わ
分化強化(Differential Reinforcement: DR)とは,望ましい行動や反応を増やして,望ましくない行動や反応を減らしたりすることです。 分化強化には4つの方法があります。 ①低頻度行動分化強化 ②他行動分化強化 ③対立行動分化強化 ④代替行動分化強化 ①低頻度行動分化強化(DRL: Differential Reinforcement of Lower rates of behavior) DRLとは,よく起こる問題行動の頻度を,望ましいレベルま
STOP(ストップ)とは,マインドフルネスを活かしたストレス対処法になります。これは,何かしている時,ふと集中できなくなってきたり,先のことが不安になったり,心配になったり,何か考えが頭を支配して今していたことが手につかなくなったとき等に使える対処法になります。 STOPでは,こういった自動思考に対してとても効果的です。 みなさん,今までこの男の子のような経験はありませんか? ある男の子が友達にLINEを送ったけど,なかなか返信が返ってきません。そのようなときに,男の子
確立操作(Establishing Operation : EO)とは,人が好む(拒む)物や事象の効力を強めたり,弱めたりすることで,行動を増やしたり,減らしたりする操作のことです。 2つの例をあげて説明します。 前日に,学校の給食で大好きなハンバーグがでることがわかった男の子は,もっと美味しく食べるために,翌朝から何も食べずに登校しました。 この例では,もともと大好きであるハンバーグ(男の子が好む食べ物)を,もっと美味しく食べるために,朝食をぬいていました。みな
このマガジンでは,私が考えるチームプロジェクトを遂行する中で必要なことを記載しています。 アプリケーションを活用する当たり前かもしれませんが,アプリケーションの活用は非常に重要です。 アプリケーションを有効活用できるかどうかで,仕事の効率性の向上は変わってきます。 では,どんなアプリケーションを活用していけばよいのでしょうか。 今回はSlack(スラック)を紹介します。 Slackでのコミュニケーションチームプロジェクトにおいて,Slackは必須のアプリケーションです。
「はじめはみんな話せない−行動分析学と障がい児の言語指導(谷 晋二先生著)」を読んだ感想を書きたいと思います。 本の表紙がとてもかわいくて,とても気になっていました。 購入して読んでみると,本書にはっきりと言語指導の専門書ということが明記されていました。 個人的な感想としては,応用行動分析学を知っており,実践している人にはとてもおすすめです。 言語指導にあたりどうやって支援を考えていくのか,具体的な指導方法は何かがわかります。 特に,「人が言語をどのように獲得
関係フレーム理論(Relational Frame Theory : RFT)とは,複数の事柄の関係を一方向に学習した場合でも,それらを双方向的に繋ぎ合わせることができることを説明するものです。 2つの例をあげて説明したいと思います。 「同じ」という箱に10円玉の写真が入っており,そこに5円玉2枚の写真を入れれば,10円玉1枚と5円玉2枚は「同じ」と関係づけられることです(長谷川, 2015)。 「より大きい」という箱に,象の写真が入っており,そこに猫の写真を入れれば,
ルール支配行動(rule-governed behavior)とは,人の言葉(ルール)によって制御(支配)されている行動のことです。 2つの例をあげて説明します。 A先生が生徒に「この本を勉強するとテストでいい点数が取れるよ。」といいました。するとその生徒は,先生に言われた言葉(ルール)の通り,本を読んで勉強しました(ルールに支配された行動)。 この例では,すぐにいい点数が取れるわけではないが,先生の言葉に制御されて行動していました。 B先生が生徒達に「不審者が出まし
オーグメンティングとは,目標を達成するための動機づけのようなものです。例をあげて説明します。 ある男の子がボクシングの大会で勝つために筋トレをはじめたとします。筋トレには筋力を高める効果があります。また,筋力が高まると,①見た目がかっこよくなったり,②健康的な身体になったりといった効果も期待されます。 この例では,ボクシングの大会で勝つためには筋力が必要であることがわかった男の子が筋トレをはじめていました。筋力を高める中で,①と②のような「いいことがある」ということがわか
トラッキングとは、人や文字などが示す手順に従って行動することで、最終的な目標に到達できるといったことです。 2つの例をあげて説明します。 ①先生が生徒に「テストでいい点をとりたかったら、このページを勉強するといいよ」と言うことで、その生徒がそのページを勉強していい点数(最終的な目標)をとることができたら、次から「先生」が示す手順に従って行動が増えていきます。 トラッキングは、目標に達成するためのアドバイスのようなものと言われています。 また、その手順に従う行動が増えるき
プライアンス(pliance)とは、人の「〇〇しなさい」と言った指示に従って行動することです。二つの例をあげて説明します。 ①指示に従って行動すると「いいこと」がある。 ②従わないと「いやなこと」がある。 ①指示に従って行動すると「いいこと」がある。 →「いいこと」=ほめられたり、感謝されたりする。 そうすることで、人は「また指示に従って行動しよう!」と思うようになり、次から指示に従う行動が増えていきます。 ②従わないと「いやなこと」がある。→「いやなこと」=叱られたり、