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読書日記~『センス・オブ・ワンダー』

出先で買いました。都会の真ん中の、おっきい書店。
レイチェル・カーソン著 上遠恵子 訳 川内倫子 写真


いつか読まないといけないと思っていました。やっと読みました。

レイチェル・カーソン

ペンシルベニア州の農場主の娘として生まれる。大学で動物学を専攻後、海洋生物研究所などで研究を続ける。1962年に発表された『沈黙の春』は、自然破壊に警告を発した先駆者として、その後の全世界に大きな影響を与えた。 

本書カバー見返しより引用


私は、日頃、花や草や山や風や雨など、自然から驚きや嬉しさを、人一倍感じていると自分では思っています。だから、この本も、とても共感しながら読みました。

レイチェル・カーゾンは、ある日、幼い甥のロジャーと、雨の海に行き、森を歩き回り、自然からの贈りものを感じます。それは大きな喜びでした。

自然にふれるという終わりのないよろこびは、けっして科学者だけのものではありません。大地と海と空、そして、そこに住む驚きに満ちた生命の輝きのもとに身をおくすべての人が手に入れられるものなのです。

本書P73より引用


川内倫子さんのいろいろな自然の写真が、レイチェル・カーソンの自然の美しさから生まれた文章を彩っていて、本全体が素敵な雰囲気を醸し出しています。

そして、私がとても印象に残ったのは、巻末の四人の方の文章です。

福岡 伸一さん(生物学者) 
若松 英輔さん(批評家・随筆家)   
大隅 典子さん(神経科学者)
角野 栄子さん(童話作家)

この四人の方々が、「私のセンス・オブ・ワンダー」として、それぞれの想いを寄せて下さっています。これらがとっても感動でした。かなりのページ数をかけており、ここだけでも解説したいくらいです。

読んでからだいぶ経ってしまったので、再読したいです。環境破壊を扱った『沈黙の春』は、まだ読んでいない。

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