メイラックスの減薬で苦しんだ話、減薬方法
概要
メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)はベンゾジアゼピン系の薬であるため可能な限り飲まないようにした方が良いのだが、私はメイラックスの減薬でかなり苦しい思いをしたため色々と書いていこうと思う。
ベンゾジアゼピンについて
ベンゾジアゼピン系の薬は認知機能の低下や睡眠の質の低下など多くの危険性があることで知られている。
苦しんでいる患者にベンゾジアゼピンの危険性を説明することなく気軽に処方する医者が許せない。
離脱症状
ベンゾジアゼピン系の薬は減薬した際に体調が悪くなる(離脱症状と呼ばれている)。私の症状は主に以下の通りだった。
呼吸の乱れ
呼吸が浅くなる、息が吸えなくて苦しい感じ、動悸、心拍数の上昇、不安定な心拍
身体に力が入らない
だるい感じ、座っているのも辛く感じる、ベッドで横になりたいと感じる、体がふらつく
認知機能の低下
頭が回らない、行動や作業をする度に一度ストップがかかる感じ
耳鳴り
常にうるさくかなり不快
目の疲れ
目を開けるのが辛くなる、光が眩しく感じる
手の痺れ、胸の痺れ
その他諸々の自律神経失調の症状
私の失敗談
私は当時メイラックス1mgを3年飲み続けておりそこから0.5mgに減らした所、離脱症状が大きく発現して死ぬかと思うくらい辛い思いをした。それでも我慢して症状が小さくなることを願ったが、3週間で症状の大きさが限界に達して再び1mgに戻した。
減薬の基本と半減期
上記のような離脱症状をできるだけ感じないように減薬していく必要がある。
基本となるのは摂取する薬の量を少しずつ減らしていくという方法であるが、減らす期間について理解する必要がある。
まず、メイラックスの半減期(血中濃度が半分になる期間)は非常に長く、122時間(約5日)である。
定常状態(血中濃度が安定する状態)になるのは一般的に半減期の4倍〜5倍と言われており、メイラックスの場合は20日〜25日である。
つまり減薬するときも20日〜25日のペースで様子を見ながら減薬する必要がある。
減薬の方法
メイラックスの量を0.25mg減らす
4週間薬を飲み続ける
1と2を繰り返す
薬の量を少し減らし、4週間飲み続けることができれば減薬成功。
減薬中は離脱症状が少なからず発現するため、心身がこれに耐えられる状態でないといけない。仕事の状況や身体の調子、ストレスの大小によって4週間耐えられるかどうかは変わってくる。ストレスが大きい時は無理せず元の量に戻すことも必要である。私は多くの月日をかけて心の余裕があるときに減薬をした。
終わりに
減薬に挑戦していたのは約2年間ほどで合計5年ほどメイラックスを服用してきたが死ぬ程辛かったためベンゾジアゼピンはもう二度と飲みたくない。