気力の枯渇に注意: うつ状態観察日記
去年の10月のある日。私は大学院の研究室に行けなくなったのをきっかけに、精神科に行き始めた。
そこで精神科医から、私が軽度のうつ状態であると言われてから約2ヶ月。
半分ニートみたいな生活を続ける中で、自分の体調の良し悪しの指標が見えてきた。
自分の経過を、備忘録をかねて時系列で書いていく。あくまで私個人の経過なので、いちサンプルとして読んでいただきたい。
研究室イヤイヤ期
ここ2ヶ月間、私は1, 2回程度しか研究室には行けてないのだが、最初期は特に研究室に行きたくない気持ちが強かった。
現在までを通して、私に出ている症状は、とにかく「やる気が出ないこと」に尽きる。これといって希死念慮などの危険な症状は無いことが、軽度のうつ状態と見なされた理由だと思われる。
今は、平日に家にいても幾らかは平常心で過ごせている。急性期のような物だったのかもしれない。
ベッドから動けない&情報を入れられない期
研究室イヤイヤ期とほぼ同時期。私はベッドの上からほぼ動けなくなり、スマホや書籍からの情報をほとんど処理できなくなった。
たまに外出できた場合も、「急ぐために走ろう」という気持ちで走ることが出来なくなっていた。
徒歩で10分ほどの外出でも、早く帰りたいのにまだ家が遠いと感じることもあった。
端的に言えば、あらゆる広義の意味での「頑張る」や「集中する」行為に必要な意志力が、ほぼ枯渇した状態にあった。
料理や趣味ができる期
休養を重ねて、今の自分はおおよそここにいる。この記事をちまちまと書けているのがその証拠だ。
ただし、調子の良さに応じて、できる物事にもレベルがある。
自分の体感では、調子が悪くてもできる順に並べると、以下の通り。
YouTube〈ソシャゲ〈イラスト〈
アクションゲーム〈料理〈掃除
受動的にやれる物事ほど、意志力や集中力を必要としないので、取り組みやすいという傾向がある。
「調子」を決める要素
頻繁に調子という語を使ってきたが、これを決める要素が(体感だが)いくつかある。以下に挙げる。
睡眠時間の長さ
起床時刻
日光を浴びた時間の長さ
バランスの良い食事
運動(散歩程度)
なかでも、日光を浴びた時間の長さの寄与は大きいと感じる。
日照時間が少ない北欧に鬱が多いことや、日照時間が減ることによる冬季うつの存在からも、体感と一致する。
日光を浴びる上で重要なのは、ガラス越しでない直射日光を浴びることだ。
ガラスで遮断される紫外線(UV-Bだったと思う)が、ビタミンDなどの生成に関わっているらしい。
詳細なメカニズムはうろ覚えだが、精神の調子を良くするには、とにかく日光を直接浴びることに意味がある。
引きこもりな自分は、窓を開けて、部屋に日光を取り入れて過ごすようにしている。
この時期は寒いが、部屋を締め切って、窓を1つだけ開ければ、空気の出入りが抑えられて寒さを軽減できる。
まとめ
最後はライフハックになったが、自分の経過を時系列で書き散らした。なにかの参考になれば幸いである。
意志力の減退にご注意を。