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ベトナム正月のテトは伝統ちまき。今年も料理人タンさんの手作りです

シンチャオ! ベトナム好きのわん吉です。

ベトナムのお正月、テト(Tết)がもうすぐやってきます!中華圏の旧正月と同じ日で、2025年は1月29日。

そして、テトの食卓に欠かせないのがベトナムのちまき、バインチュン(Bánh chưng)バインテット(Bánh tét)です。

バインチュン(左)とバインテット(右)。ベトナム料理レストラン・ピーフォーの料理人、タンさんが作ります!


北部のバインチュン、南部のバインテット

バインチュンもバインテットも食材はほぼ同じ。餅米と緑豆と豚肉を大きな葉で包み、何時間も煮込んだ「茹でちまき」です。

違うところは形。四角いバインチュンはベトナム北部筒形のバインテットは南部のものなんです。

四角いバインチュンを包むのは、北部でしか取れないという葉ウコン科のゾン(Lá dong)と呼ばれる葉。一方、筒形のバインテットを包むのは、南部でよく育つバナナの葉です。

ベトナム人の主食である米に豚肉を載せ、葉っぱで包んだバインチュンもバインテットは、ベトナムの食文化を表した特別な料理。テトには先祖にお供えして、新しい一年の幸せを願うのだそうです。

四角いバインチュン(上)と筒のバインテット(下)。できたてほやほや〜


料理人のタンさんが作るバインチュンとバインテット

ベトナム料理レストラン・ピーフォーでは、毎年テトの時期になると、バインチュンとバインテットを山のように作っています。

担当はシェフのタンさん。一つひとつ丁寧に手作りしています。最近は息子さんも加わって、親子で大活躍!

バインテットのひもを巻くタンさん親子。ピーフォー毎年恒例の光景です

せっかくなので、タンさんのバインチュンとバインテット作りをのぞいてみましょう〜!

まずは、こちらが材料です。

葉っぱと緑豆と豚肉に、(見えていないけれど)餅米!


ベトナム北部で食べる、四角いバインチュン

バインチュンの四角は大地の意味。大地の植物を表すというゾンの葉で四角形を作り、大地の恵みである餅米と緑豆を敷いて、豚肉を重ねていきます。

餅米、緑豆、豚肉の順番で載せていきます
ゾンの葉で包んだら、縦3本、横3本で縛ります。この後、何時間も茹でるのです


ベトナム南部で食べる、筒形のバインテット

南部のバインテットは筒状です。北部は具材を重ねていきますが、南部は巻いていきます。

まずは豚肉を緑豆で包み、それを餅米で包み、最後にバナナの葉で巻いて、筒状の形に仕上げます。

豚肉を緑豆で包んだものを、餅米を広げたバナナの葉の上に置いて、伊達巻のようにクルッと包みます
ぐるぐる巻きに縛ったら、お湯の中で6〜8時間茹でます

何時間も茹で上げたできあがりは、葉の緑もちょっとくすんだ色に。ベトナムではテト前になると、バインチュンやバインテットがまるごと、こんな感じであちこちの店頭に並んでいます。

今年もできました、バインテット!

ベトナム好き仲間のぴょんこが、タンさんに作り方を教えてもらっています。こちらもぜひご覧ください。 
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タンさんのバインチュン、バインテットは、そのまま温めて食べてもよし、輪切りにして揚げ焼きにするのもおすすめだそうです。今年のテトにいかがですか?


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