「宇治十帖スタンプラリー」に参加してきました
先日、宇治市で行われているイベント「宇治十帖スタンプラリー」に、なんことふたりで参加してきました。
このイベントは宇治市で毎年秋に行われている恒例行事で、宇治市内の源氏物語にちなんだスポットを巡ります。1990年代から開催されている長年続くイベントで、コロナ禍で一旦中止になりましたが、昨年4年ぶりに復活しました。参加費は無料で、10月1日から11月30日まで開催されています。
今年は「源氏ろまん2024」と題して、宇治十帖のエリア10スポットを巡る約4.5kmの「宇治十帖コース」と、全21ヶ所、約6kmの「宇治満喫コース」の2コースが用意されています。「宇治十帖コース」10スポットを制覇すると、賞品が当たる抽選に参加できます。
所要時間は「宇治十帖コース」は約1時間半、「宇治満喫コース」は約3時間となっています。
抽選に外れても先着順で「紫式部ゆかりのまちオリジナルバッジ」がもらえます。このバッジ、京都アニメーションがロゴをデザインしているそうで、ウサギのイラストがモチーフになっていてかわいい!
参加方法は、スマホを使ったデジタルスタンプラリーと、ウォーキングマップを利用して巡るものと2パターンあります。
デジタルスタンプラリーは、専用サイトにアクセスしGPSを有効にします。マップ上にチェックポイントが表示され、合わせて現在地もわかります。スタンプは指定のスポットで集めますが、各スポットでは、声優・梶裕貴さんのナレーションによる音声ガイドを聞くことができます。
私たちはデジタルスタンプラリーに参加。なんこは普段こういうイベントには参加しないのですが、梶裕貴さんの声が聞きたいと前のめり!笑。なので親子ふたりで行くことにしました。
各スポットでは、梶裕貴さんの情緒的な語りで、源氏物語の情景やキャラクターを深く知ることができます。内容がわかりやすく、画面の字を読むより内容が入りやすかったです。娘は盛んに「ええ声〜」と感激していました。
デジタルスタンプラリーは、リアルタイムで現在地がわかったり、ポイントでナレーションが聞けるのでオススメですが、スマートフォンがない場合は、観光案内所などでウォーキングマップを手に入れ、同じくスポットを巡ります。マップにはスタンプを押すことができませんが、モデルコースやスポットの解説、クイズが掲載されており、クイズ回答者にはデジタルスタンプラリーと同じ抽選に参加できます。
スマホの場合はゴールでweb上でルーレットを回して当たれば賞品ゲット、ウォーキングマップではクイズに正解し、抽選に当たれば賞品がもらえます。
気になる賞品ですが、源氏物語カクテルづくり体験などの体験系、商店街共通利用券3,000円分、宇治市源氏物語ミュージアムや宇治市植物公園に入場できる、公共施設チケットセットなどがあります。NHKの大河ドラマ「光る君へ」が話題ですが、源氏物語関連グッズもあります。
11/30までの期間中、好きな日に自由に参加できるので、よきタイミングで参加してみてください。ただし抽選に参加できるのは、抽選会場がオープンしている午前9時から午後5時までなのでご注意を。
詳しい参加方法やイベントの専用ページについては、宇治市の公式ページでご確認ください。
残念ながら抽選はふたりとも外れましたが、心地よい気候の中、約4kmのウォーキングができ、えぇ声聞けて、おいしいモノ食べて、楽しいひとときでした。
余談ですが、なんこが小さい時は家族で参加していて、市営の茶室で抹茶が飲める体験系が当たったことがあります。
当時は紙の台紙にスタンプを押して巡っていましたが、今はデジタルスタンプラリー。コース終盤になると疲れて文句を言っていた娘ですが、今は前向きで余裕だし、歴史が好きなので内容を楽しめるようになりました。
回を重ねるごとに、スタンプラリーの仕組みも参加する私たちも変化していて、時間の流れを感じます。昔から参加しているイベントが今もあるのって、当時と今の思いを比べたり変化が感じられて楽しいですね。
今年は残念ながら抽選に外れましたが、スタンプラリーに参加することで、宇治の歴史や文化を楽しみながら巡ることができ、観光を通じて「源氏物語」の世界観に触れられます。そこその距離をウォーキングできますし、食べ歩きやショッピングも楽しめます。そしてなんといっても参加無料で、抽選にあたればいい賞品がもらえてめっちゃラッキー!興味ある方はぜひ参加して、秋の宇治をまるっと楽しんでみてください。