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“大人の学び”で意識するポイント(2)

約1700文字。2〜3分で読めます。


前回までの振り返り


前回の投稿で、
”大人の学び”で意識するポイントを3点あげ、
そのうちのひとつ目[◉ 始めかた]について
詳しくお話ししました。

【再掲】“大人の学び”で意識するポイント

 ◉ 始めかた
 ◉ 時間の使いかた
 ◉ 学ぶ単位(個人・複数)


前回の投稿へのリンク:

今回はポイントの2つ目[◉ 時間の使いかた]
ついて掘り下げていきます。


“大人の学び”で意識するポイント(続き)


◉ 時間の使いかた


”子どもの勉強”は、
「答え」を覚えて試験で回答することが目的なので、
「知る(覚える)」ことにもっとも時間を使います。

試験前日に徹夜して「一夜漬け」で覚えた経験が、
みなさんにもあるんじゃないですか?


・”大人の学び”

”大人の学び”に「カンニング」はありません。

必要なときにネットで検索することもできるので、
「答え」を「覚える」必要はありません。

でも、答えを覚えなくていい代わりに
”大人の学び”は「成果!」につなげる必要があります。

なので”子どもの勉強”とは時間の使い方(配分)が変わります。

“大人の学び”で、とくに時間をかけるのは下記の2箇所です。

  • 納得(腹落ち)

  • 試す(できる)


”大人の学び”では「納得」と「試す」に時間を使う


・納得(腹落ち)

前回[◉ 始めかた]のところで説明した通り、
”大人の学び”では学び始める前に、
やることの「意義」を「納得(腹落ち)」することが大切です。

流行に乗って、あるいは周りに流されて始めたとしても、
学ぶ意義や目的を「自分ごと」として「納得(腹落ち)」していなければ、
目標を達成するまで、忙しい時間をやりくりして
学び続けられるものではありません。

たとえ学び始めても、
途中で「なんでこんなことしてるんだ?」と考えてしまい、
「学び」が止まったり「手戻り」が発生したりします。


“Don’t think, just do!”(考えずにやれ!)

これもひとつの考え方です。

でもぼくは「手戻り」で時間を無駄にするより、
始める前に「納得」することに時間を使うほうが、
結局は近道になると考えています。


・試す(できる)

何度も繰り返しているとおり、
”大人の学び”で大切なのは「成果!」につなげることです。

残念ながら、一足飛びに「学び」を「成果!」に
つなげることはできません。
ステップを踏んでいく必要があります。

まず「わかる」
そして「できる」

学ぶ意義や目的を「自分ごと」として「納得(腹落ち)」していないと
「知る(覚える)」ことはできても「わかる」ようにはなりません。

「納得(腹落ち)」して「わかる」ようになるまで、
自問自答する必要があります。


さらに「わかった」としても、簡単に「できる」ようにはなりません。

  • 「できる」ようになるまで何度も「試す」

  • 「試した」ことから「学び」を得て再度「試す」

  • 「できる」ようになり「成果!」がでるまで繰り返す


”大人の学び”では、
「試す(できる)」ことを繰り返す、
試行錯誤に時間を使うことがとても重要です。


「知る(覚える)」ことに時間を使って、
「わかる」「できる」が疎かになっていませんか?

次回に続きます。


まとめ


“大人の学び”では、下記の2箇所に時間をかけることが重要です。

  • 納得(腹落ち):やることの「意義」を「自分ごと」として「納得」する。

  • 試す(できる):「わかった」ことを何度も試し「学び」を得ながら「成果!」につなげる。


次回のテーマ


次回は、
“大人の学び”で意識するポイントの3つ目、
◉ 学ぶ単位(個人・複数)]をご説明します。

今日の投稿は「マガジン」にも保存しています。


ぼくの「学び」についての考えへの感想や、
みなさんの「学び」についてのご意見など
聞かせていただけると嬉しいです。

ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)
「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」


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dearlog(ディアログ)
美味しいものを食べて、次回の投稿に向けて英気を養います(笑)。

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