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5回目のソロキャンプ前編 開門岳へ

おくらほま。
みかわんわんです。
冒頭の「おくらほま」は挨拶として使っています。

前回は回避性パーソナリティ障害について書きましたが、今回は5回目のソロキャンプについて書きます。

なお、今回も忘れ物をしていますが、何を忘れたかは伏せて書いてみようと思います。
何を忘れたのか、どうぞ想像しながら読んでみてください。

海ときたら次は


前回のキャンプで、みかわんわんは海辺の御立岬キャンプ場にてフリーサイトデビューを果たしました。

「海」ときたら次は「山」でしょう、とばかりに、今回は、かいもん山麓ふれあい公園キャンプ場を予約してあります。

こちらを選んだのはフリーサイトから眺められる開聞岳ビューが見たかったからです。
オートキャンプの区画もありましたが、開聞岳ビューにこだわったのと、料金的にちとお高め(1区画6,100円)だったので、1区画4,050円のフリーサイトにしました。

さて、気になるのが道のりです。
グーグルマップに聞いたところによると、かいもん山麓ふれあい公園までは下道で4時間強。
「まあ4時間なら普通に起きて休憩しながら行けば、13時のチェックインは余裕よね」と、8時半過ぎに愛車エヌボに乗り込んでカーナビに目的地を打ち込んで、あらビックリ。
到 着 予 定 時 刻 16:10 !!
「うせやろ」とつぶやきながら、それでもみかわんわんは高速は使いませんでした。
帰りのために高速代は節約したいのです。

途中の記憶が定かではありませんが(よほど急いでたんでしょうか)、
ふれあい公園管理棟に着いたのは14時過ぎ。
途中の無料道路が快調に流れていたのが奏功したのでしょう。

開聞岳登山口も兼ねている管理棟。

管理棟で受付を済ませ、薪を買ってキャンプサイトに向かいます。
14時過ぎでデイキャンプのグループもいらっしゃるそうですが、開聞岳ビューの場所を確保することができました。

ここをキャンプ地とする!

今回はグランドシートを忘れずに敷き、ツーリングドームSTの設営です。

忘れずに途中経過も撮ります

テント設営も3回目ともなると、手順をYouTubeで見ずとも組み立てられます。
今回は、新しいギアがあるのです。
Amazonで買った「村の鍛冶屋」さんの鍛造ペグとyogotoのペグハンマー!

これまでは連れに借りたもので設営していましたが、どうやらしばらくキャンプを続けそうだとわかったので、プライム感謝祭で買ってみました。
テント付属のペグとは打ちやすさが段違いですね(^^;)
ペグダウンし、フライシートを掛けて、ポールで前扉を跳ね上げると、完成です。

開聞岳ビュー!

開聞岳は別名「薩摩富士」と呼ばれる通り、美しい円錐形の形をしていますが、よく見ると二段に分かれています。
山体は主に粘性の少ない玄武岩でできていますが、山頂部だけ粘度の高い安山岩でできているそうです。
たしかに、山頂付近は「むくむくっ」とした曲線を描いていますね。

砂むし風呂へ


テント内にマットとインフレータブルマットを敷き、
OneTigrisのダウンブランケットを放り込んで置いて、
紅茶を淹れて一息ついていたのですが、
この夕飯までの「やることがない」時間が、みかわんわんはどうも苦手です。
ボ―ッとしたり、
持ってきた本を読んだり、
周囲を散策したりすればよいのですが、どうも苦手です。
(帰ってこれを書いている時に昼寝をしてみたらいいのだと思いつきました。今度ためしてみようと思います)

調べておいた、「砂むし会館 砂楽」さんに砂むし風呂体験に行くことにしました。

砂むし風呂とは、温泉に温められた砂に体を埋めることで、血行促進、老廃物排出などの健康効果を狙うもので、指宿名物にもなっているそうです。
鹿児島出身の知人から砂むしを勧められて、気になっていました。

夕暮れの砂楽。すだれの下に砂むし風呂があります。

かいもん山麓ふれあい公園から砂楽へは、車で20分ほど。
整理券をとって40分待つと呼び出され、料金を支払って脱衣所へ向かいます。(タオル付1,800円でした)
素肌に浴衣を着て、海辺の砂むし風呂に行き、指定されたところに座ると、あとは係の方がタオルを着けさせてくれ、砂を掛けてくれます。

砂の重みと温みは、砂むしならでは。
耳元には、波が打ち寄せる音がザザァン…、ザザァン…と響きます。

最初は重みにちょっとびっくりしますが、慣れると気持ちよいです。
あとは上より下の方が温かく、みかわんわんの場合は踵が熱かったので、モゾモゾ足を動かして足先は砂から出しました。

15分ほど入浴(水ではないですが)して、シャワーで砂を落とし、温泉に入ります。
脱いだ浴衣はしっとりと重く、気持ちの良い汗を流すことができました。
ほっかほかになって砂楽を後にした後も、足先まで温みが続きました。

お夕飯は焚き火で


砂楽を出たころには18時前。
辺りはすっかり日も暮れて、ちょうどお夕飯によい時間です。
今回も、前回と同様カルボナーラらーめんを作ろうと袋らーめんを準備していましたが、どうもしっくりこないみかわんわんです。
かといってコンビニ飯もアレだし…。
スーパーがあったら入ってピンとくるものを探そう。
車を走らせながらスーパーを探し、みかわんわんは農協に入ります。

ピンとくるものの条件は、
・鍋かホットサンドメーカーで調理できるもの。
・切らずに調理できるもの。
です。
そうなると候補は肉・魚売り場に限られるわけで…。
鹿児島黒牛モモ肉と鳥刺しを買って、キャンプ地に帰投します。

あたりは真っ暗で焚き火によい時間だったので、
着火剤で火を熾します。

買った薪は、よく燃える素敵な薪でした

肉を買って帰ったみかわんわんは、ホットサンドメーカーとシングルバーナーで牛肉を焼いて食べるつもりでした。
が、ふとヒロシさんが焚き火で調理をしている姿がよぎります。

(ひょっとして・・・焚き火で焼けんじゃね・・・?)

ひょっとしても何も、焚き火で調理できるのですが笑。
試しに五徳を用意し、ホットサンドメーカーを置き、牛脂をのせてみます。

…しゅ~。

音とともに牛脂が融けるではありませんか。

(これはいける)

みかわんわん、牛モモ肉をホットサンドメーカーにのせます。

…じゅわ~。

見よ、偉大なるこの一歩を。

自分で熾した火(着火剤ですが)で肉を焼き、食べる。
これがまさか自分でできるなんて。
ひそかに感動しました。
しっかりキャンプしているではありませんか。

思い込みとして、焚き火ではものを炒められるほど温度が上がらないと思っていましたが、ちゃんと焼けるんですね…!
肉を焼き、
焼いたら火からおろし、
ホットサンドメーカーから直接、喰らう。

このようにして、お夕飯は過ぎていったのでした。
(なお、鳥刺しには醤油がついておらず、ニンニクだけで食べました。
美味しかったんですが、基本調味料は用意した方が楽しいかもしれない、とも思いました)

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