恐れさせるなよ〔マキシム〈アドラー〉【金言の再現】4〕
|仕事のタスク|5月30日 |May 30|
いかなる状況においても
子どもは教育者を恐れるべきではない
「アドラーの生涯」
『仕事と人生の格上げる アドラ一日一言』P166 (小倉広監修 宝島社)
「恐れ」とは「萎縮」。
「萎縮」は、「考えることの萎縮」。
「考える」とは、「どうすればいいか」「どの行動を取ればより良い結果がだせるか」を考えるである。
つまり、「子どもを恐れさせる」とは、「結果に向けた思考を萎縮させる」ということである。
その代わり「忖度」を子どもに求める。「俺の考える正しさの通りに行動しろ」と。
しかし、それができるのはその人が偉大だからではなく、親・教師といった「立場があるから」。
独立・卒業などで立場がなくなれば、そもそも恐れる必要がなくなる。
最終的には恐れる価値がなくなるので、「子どもは教育者を恐れるべきではない」は正しいのだが、
だったら、「最初から恐れられるような教育をするなよ」である。
恐れとは、成長に絶対必要な「どうすればいいか」「どの行動を取ればより良い結果がだせるか」を考えるのに邪魔なだけだから。
(参考図書)