目標が3日坊主になる理由。

レトリカ教採学院、学院長の川上です。

新年を迎え、やる気にみなぎり、「今年は、こうしたい!」、「今年こそは!」と意気込んでいる方も多いと思います。

しかし、新年に打ち立てた目標が、3日坊主になる人、あるいは、そもそも達成できない人も、多いのではないかと考えます。

なぜ、せっかく新年に打ち立てた目標が挫折してしまうのか。

今回は、4つのパターンを紹介します。

教採の合格に向けて、目標を立てている人は、今一度、以下の4パターンを見て、ご自身の目標を振り返ってみてください。

目標の立て方が、合否に大きく左右してきますよ!



1、目標が高すぎる

年末年始は、時間にも余裕がありましたし、好きなこともできましたし、ゆっくり寝ることもできました。

だからこそ、その余裕から、高い目標を掲げがちなのです。

しかし、実際問題、まさに今日から仕事が始まった人が多いと思いますが、どうでしょうか。

もうすでに、年明けに掲げた目標が、とん挫しかけている人もいるのではないでしょうか。

教師であれば、週5で、朝から晩まで、働きづめです。
部活動の顧問を受け持つ人は土日もあるでしょう。

毎日の仕事に疲弊して、自分のための時間をゆっくり取ることもままならなくなり、つまるところ、年明けの目標が、現実的ではなくなってしまうのです。

また、高い目標を掲げる人の大半は、目標の内容がチート並みです。

周りから見れば、「いや、さすがに一気には無理でしょう。」と思うようなものを、掲げます。

コツコツ積み重ねができないのに、高い目標をいきなり掲げても、現実的ではありませんよね。

段階を踏んで、着実にたどり着ける現実的な目標を掲げることから始めてみましょう。



2、抽象的すぎる。

具体的な手立て、期間を決めないのに、どどーんと、漠然と、「教採合格!」だけを目標に立ててしまう人は、やはり、3日坊主どころか、結局指針もないので、進みません。

誤解のないように申し上げますが、目標を低く設定する必要も、目標自体を無くす必要もありません。

ただ、目標を立てるのであれば、長期的、中期的、短期的に分けて、具体的に、現実的に、考えていかないといけないのです。

そして、その長・中・短期的な目標それぞれについても、その目標を達成するために、どうするのか、その具体的な手立て・方策・指針などを構築しておかなければ、結局は、挫折してしまいます。

目標は立てやすいですが、具体的な手立てや方策は難しいです。
しかし、その手立てや方策が、目標達成には重要なのです。

できれば、自分のライフスタイルを客観的に見て、根拠に基づく指針や方策を考えるのが、いいでしょうね。

目標は具体的に。
そのための手立て・方策・指針を考えることが重要。

これを徹底してみてください。



3、決めた目標に固執し、柔軟な修正をしない。

一度目標を打ち立てたら、それに固執して、目標設定を変えないまま、無理やり突き進む人もいます。

やはりこれも、自分自身に無理を強いることになるので、毎日がしんどくなり、3日坊主・挫折しやすいですね。

例えば、先述したような短期的な目標は、1週間ごと、10日ごとくらいに、細かく区切りながら、その都度、柔軟に変更・修正していくことをおススメします。

また、手立てや方策においても、「~しなければならない」と固執した考えで進めると、それ自体が辛くなり、3日坊主になってしまいます。

目標に対しての手立てや方策は、あくまでも自分自身に提案する形で、「こうしよう」、「ああしよう」という考え方で、柔軟に構築していくことが大切です。



4、学びに楽しみや刺激を見出していない。

これは、目標の立て方そのものというわけではありませんが、目標を達成するに当たっての、心構えです。


教採の勉強は、毎日、暗記しては忘れ、穴埋めしては忘れ、ノートに繰り返し書いては忘れ・・・そんな苦行の繰り返しになっていませんか?

その勉強方法に、楽しみや刺激はありますか?

皆さんは、スポーツやゲーム、マンガなど、なんでもいいですが、自分が好きなことは、時間と体力が許す限り、ずっと続けていたいと思いませんか?

どうして、そう思うのでしょうか。

例えば、ゲームやスポーツであれば、ルールや裏技、強くなる工夫を知ると、面白くできるから、知ろうとしますよね。

マンガであっても、キャラクターやその背景などを知っていると、より楽しく読めますよね。

もっと楽しくスポーツをするために、ゲームをするために、マンガや本を読むために、いろんなことを知ろうとします。

これが学びです。

つまり、学びは本来、楽しさや刺激にあふれているものです。

そんな楽しさや刺激を、教採の勉強の中にも見出せているでしょうか。

「教採合格!」という目標を掲げるのであれば、達成したいのであれば、教採の勉強をまずは、楽しく、刺激あるものにしていかないといけません。

暗記や穴埋めで、勉強している気になっているだけではダメです。


「合格のための学びに、楽しみや刺激は要らない」という人。
だから、いつまで経っても不合格が続くのです。

楽しみや刺激がない学びは、続きません。
楽しく、刺激ある学びに転換していきましょう。
そうすれば、目標も、楽しく、楽に、達成することができますよ。

いかがだったでしょうか。

今一度、あなた自身の目標を振り返ってみてくださいね。

ではまた!

レトリカ教採学院
学院長
川上貴裕


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