落ち込んだとき、テンションが下がったとき、気分が乗らないときに、少しでも気分を変えて、一歩を踏み出す勇気がほしいときはありませんか?
マンガを読んでいると、この言葉深いなぁ〜ってしんみりさせてくれたり、大切なことを思い出させてくれる気がします。
今回は、単行本は15巻で完結した作品である『銀の匙』(©荒川弘/小学館)より、僕の人生をより魅力的になるよう考えさせてくれた言葉を紹介させていただきます。
『銀の匙』は、農業をテーマに受験勉強でノイローゼ状態になり進学校の高校に内部進学せず、農作業に一切かかわりのなかった一般家庭の次男の主人公が農業高校に進学し、過去のトラウマや家族とのわだかまり、漠然とした将来への不安を農家出身で厳しい現実と向き合う同級生たちと共にに乗り越えていく姿の青春ドラマ&農畜産物を消費者と生産者の視点から、「農家の常識は社会の非常識」という一般社会人とは異なる農業従事者独特の感性がリアルに描かれている作品です!
少しでもあなたが夢に向かって突き進むとき、壁が現れたとき、壁を乗り越えるときに、モチベーションを上げてくれたり、グサッと心に刺さったり、物事の見え方が変わるヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。
銀の匙 名言一覧
いかがだったでしょうか?
お気に入りの名言は見つかりましたか?
僕自身、高校や大学に入りたての頃は「やりたいこと」や「夢」なんてものは全くなく、普通に何も考えずグダグダと過ごしていましたし、大学3年ぐらいから漠然とやりたいことが見つかりましたが、それを必死に追うことをすることもありませんでした。
そして今は逆に「やりたいこと」に向けてものすごい熱量を持っていますし、社内研修や大学での講話などでは「夢を持つこと」について熱く語っていますが、そうなれたのはこの作品との出会いだったように思います。
作中で八軒が語った『俺、中学で目標が無くなって夢も無いから、夢があってキラキラしてる奴が正直ねたましいよ!でもさ…、夢かなえる為にしんどい思いしながらふんばってる奴いっぱいいるから…、そういう奴の夢がかなわないのは嫌だよ!』という言葉と『この業界ってシビアだけどさ…。教科書に書いてある事や、数値にこだわらなくていい、こたえはひとつじゃなくてもいいんだ。……って言ってくれてる気がする。』という言葉が、「夢」に対して行動を起こすための起爆剤になってくれるように思います。
全15巻と少し長めの作品ではありますが、青春の物語として、そして高校生の親や教師の視点でも八軒が抱える悩みに対する考え方が深く、「人生の在り方ってこんなパターンもありなんじゃないか?」と考えさせてくれるのではないかと思います。
学校や会社、その他の組織に所属していて落ち込んでいるとき、疲れているとき、悩んでいるときなどに、この『銀の匙』の名言で元気づけられる方も多いのではないでしょうか?
進学校から夢も何もなく逃げるために来た農業で壁にぶつかり成長していく八軒や農家だからこその苦悩を持ちつつも夢を追いかけている同級生たち、そして夢について多様な考えとアドバイスをくれながらも見守る教師や家族たち、「農業の常識」から見えるさまざまな価値観や想いを抱きながらも立ち向かっていく、登場人物のもたらす言葉にふれあいながら、また明日からの原動力になると幸いです。
それでは今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!