娘が好きだった 授業 〜手の仕事〜 【思い出】
シュタイナーの言葉に
「手仕事こそが知性」というものがある。
手や指先を動かすと脳も動く。
シュタイナー学校独自の科目に
『手の仕事』がある。
娘はこの科目が大好きだった。
手の仕事は1年生から始まる科目で
編み物、人形作り、刺繍など
発達段階に合わせて色々な課題に取り組む。
シュタイナー教育では
0歳から7歳→『意』
7歳から14歳→『情』
14歳から21歳→『知』
の順番で育てるのが大切とされている。
『意』からだ
『情』こころ
『知』あたま
幼少期から手の仕事を通して
手と指先をしっかり動かすことは
論理的思考のできる大人に育つ
ことに繋がるのだとか!
と、そんなことは、もちろん
娘は全く知らないが…
シュタイナー学校在学中、
人生初の棒針編みに夢中になって
取り組んでいた。
色の順番に気を配った"笛袋"。
増やし目や、減らし目が難しくて
途中ほどいてやり直した
"こびとのパペット"。
小学2年生でここまで作れるとは
驚きだ!
わたしはぜんぜん編み物
できないから…
娘の作品:こびとのパペットと笛袋
こびとの帽子は脱着可能!
登下校の電車の中では
かぎ針編み、あやとり、読書が
シュタイナー学校の子どもたちの
定番のヒマつぶし。
かぎ針編みであっという間に
お花のモチーフを作ったり
小さなポシェットを作ったりして
しまうのだから…
なんと手先が器用な子が多いこと!
つかむ、ちぎる、にぎる、ねじる、
折るなど、巧みに指先を使う能力は、
現代人が失いつつある能力のひとつに
なっていると聞いたことがある。
"蛇口をひねる"
というけれど、ひねる蛇口も
ほとんど見かけなくなった。
今の子にはちょっと刺激が足りない
かもしれないけれど、
折り紙、あやとり、お手玉などの遊びを
小さい頃にいっぱいしておくことは
大切なんだなぁと思う。
わたしもこれ以上記憶力が悪くならない
ように、毎日折り紙でもしようかなぁ…
なんて、今からじゃ遅いよね(汗)
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