勝手に 7日間 ブックカバーチャレンジ【#06】
勝手に7日間ブックカバーチャレンジ!
あっという間に、6日目。
さてさて、きょうの娘の
好きな本は?
Good Night Stories For
Rebel Girls
"世界を変えた100人の
女の子の物語"
文:エレナ・ファヴィッリ
フランチェスカ・カヴァッロ
訳:芦澤恵 & 高里ひろ
発行所:河出書房新社
*娘のコメント*
勇気のある女の子がいっぱいでてきて
ダメって言われて、くじけそうに
なっても、前につき進む姿に
わたしもがんばろうと思えるから
好きです。
なかでも、コロンビア人のスパイ、
ポリカルパ・サラバリエータが
特に好きです。
スペイン王国に支配されるのではなく
コロンビアを自由にしたいと
考えていた、革命派のポリカルパが
とうとう、逮捕されたとき、
絶対に仲間の名前を言いませんでした。
ポリカルパは、相手の目をまっすぐ
見すえて
「わたしは、たしかに若い女だけど
おどしなんて通用しないわよ」
と言うのが、かっこよすぎです。
わたしなら、おどされたら
すぐに仲間の名前を言ってしまいます。
だから、絶対にスパイにはなれません。
*説明*
世界の70を超える国々から
約20,000人の支持を得、
100万ドル以上の支援を集めるという、
クラウドファンディング史上
最も資金を集めた本。
世界の女性アーティスト60人が
イラストを担当した。
2011年、エレナとフランチェスカは
iPadでは、初の試みとなる
子ども向けの雑誌
『ティンブクトゥ』を創刊。
"Good Night Stories For Rebel Girls"
反逆女子のためのおやすみストーリー
という、題名がまずステキだ。
紀元前69年生まれのクレオパトラから2007年生まれのトランスジェンダーの
女の子まで、勇気を持って
一歩を踏み出した、女性100人、
ジャンルはさまざま、
わたしの大好きなジャズシンガー
ニーナ・シモン、画家のフリーダ・カーロ
政治家、活動家、海賊、学者、
宇宙飛行士、王妃、レーサー
スポーツ選手、バレリーナなどなど、
女の子たちが、女の子であるがために
壁にぶちあたり、それを乗り越えて
きた100の物語。
そんな壁が完全になくなる世界を
実現させなくてはならないという
強いメッセージを届けてくれる1冊。
美しくて、たくましい
女性の勇気と信念と情熱の物語が
個性豊かなイラストとともに
コンパクトに、だけど、的確な
内容でまとめられている。
手元に置いておきたい良書。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?