darchigaijarl

アメリカ中西部の片田舎で犬2頭とアメ人夫と暮らしている。 ここはユメモを置く場とする(予定)。

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アメリカ中西部の片田舎で犬2頭とアメ人夫と暮らしている。 ここはユメモを置く場とする(予定)。

最近の記事

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So, how do I introduce myself?

1. わたしの名前はdarchigaijarlです。 2. 一緒に暮らしている家族は、夫と犬2頭です。 3. 娘がひとりいます。彼女は東京に住んでいます。 4. わたしは犬が大好きです。 5. 鳥が苦手で、近づいたり、触ったりすることは怖くて出来ません。 6. わたしは、I CityのEast sideに住んでいます。 7. アニメが好きです。最近見た中で一番良かったのは、「烏は主人を選ばない」です。 7. わたしは、鹿児島県の奄美大島で生まれました。 9. これまで住んだ所

    • 鳥恐怖症:ぐるぐる

      わたしは飼育小屋の中に立っている。左手にはバケツを持っている。 目の前に鶏が一羽、ちょうどわたしと対峙するように立っている。 やがて他の鶏たちもやって来るだろう。彼らはいつだってその時間を知っている。 さっきまでは大丈夫だと思っていたのに、こうして鶏と近づくと、やはり足がすくむ。 これじゃぁ抱きかかえるどころか、餌をあげることすら無理かもしれない。 わたしは、だんだん、逃げ出したい気持ちになってきた。 赤い鶏冠が、ふるふると風に揺れている。 まんまるい鶏の目が、二重三重、

      • ナンセンス:きのこと金色の髪

        10年以上ぶりの再会。 わたしはちいさな荷物を抱えて歩いていた。 海を見ながら、街路樹の間ににょきにょきと3~4本一緒に生えている大きなきのこ(変なの)を踏み倒しながら。 (倒したきのこはわたしが通り過ぎるとまたにょきにょきと生えた) 海岸通りの街路樹はその昔わたしが通ったときとさほど変わりないように見えたけれど、通り全体はどことなく新しいような感じを覚えた。アスファルトのせいかもしれない。きのこは珍しいものではない。ただ、この島のものはかなり大きい。見上げるほどの高さの

        • 明晰夢(プールとリンダ)

          今日は工事業者が来るから犬たちを階下に連れて行かないように、と夫が言う。 わかった、と答えながら、何の工事だ?と思ったが、なんとなく聞きそびれた。後になって、時間的にどれくらいかかるのか聞けば良かった、と思う。まぁいい、とにかく犬たちが階下に行かないようにしなくては。 ー終わったので、ちょっと来てください。 業者さんの代表なのだろう、無精髭を生やした痩せ型の男性が言った。あ、そうだった、工事をしていたんだった、と思い出す。すっかり忘れていた。そこへ夫が(リーシュを付けた)犬

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        So, how do I introduce myself?

          トイレの蓋は閉じておく

          犬たちをBackyardに出そうとしたら、斜め向かいの家の人が彼らの愛犬を庭に出していたので、どうしたもんかとドアを開けられずにいた。 するとぶるーすが早く開けてくれと言うようにそわそわし始めた。そして、(見える筈がないのに)彼のお尻の穴がぶわぶわと膨らみ始めたので、慌てて階上(main floor)へと連れて行った(我が家の階上に続くガレージの扉からは前庭に出られるようになっている)。 のだが・・・悲しいかな、間に合わなかったようだ。 駆け上がった先、ガレージへと続く踊り

          トイレの蓋は閉じておく

          塔を登る

          巨大な塔を登っている。 塔内は広大で、中にいると塔だとは思えない。 塔を登る道路は塔の外側にあり、外界が見渡せる。 水平線が遠くにあり、塔は海の上に建設されたことがわかる。というよりも、島全体が塔になっているのかもしれない。 道は狭く、カーブに時折、対向車のために道を譲るための広さが設けられている。 夫が結構なスピードを出しているので恐ろしくなる。 目の前にカーブが迫るのに、一向に速度を落とさないし、曲がる気配もない。 思わずハンドルを握り、左にカーブさせた。 今の危なかった

          島の未来

          港でフェリーを待っているが空模様が怪しい。 空を覆う灰色の雲がみるみるうちに黒く厚く垂れ込めてくる。 にわかに雨が降り出した・・・と思う間もなく土砂降りになった。 辺りは風と雨とで殆ど何も見えない。 わたしは紺の浴衣を着ている。 今夜は夏祭りだ。 浴衣は袖の部分がやけに短いが丈のほうはなんとか見られた。 他の人がどう感じるかは別として。 スコールが止み辺りが静かになった。 外を見るといつの間にフェリーが着岸していた。 誰かが「こっちこっち、」と叫ぶ。 「早くしてください!

          ファミリー

          お葬式へ行かなければならない。 母は忙しそうに準備している。 わたしはというと、雲行きが怪しく庭の洗濯物を取り込みたいと思いながらも、時間が迫っていたのでそのまま出かける。 すぐ上の姉と一緒に歩く。 喪服のせいだろうか、妙な落ち着きというか安心感というか連帯感のようなものを感じている。 さっきの洗濯物のことももう気にならなくなった。 帰ってくると、洗濯物はずぶ濡れに濡れていた。 でも既に雨雲は去り、空は高く晴れ渡っていて、眩しい日差しがジリジリと照りつけている。 「いいん

          ビデオレター

          懐かしい友からビデオレターが届いた。正確に言うとビデオではなくDVDなんだけど・・ 友はショールームのようなところで(彼女の今の家らしい)、誰が撮影しているのか、カメラに向かって流暢に、にこやかに、清々しく、でも彼女らしさである謙虚さをもほんの少し漂わせながら、こちら(わたし?)に向かって丁寧な挨拶を始めた。 「mさーん!こんにちはー!とってもご無沙汰しています。お元気?」 大きな、仕切りのない空間。彼女はカメラ目線のまま歩きながら話を続ける。 そして、やや隅のほうにあるら

          ビデオレター

          三月浜

          D&Cを連れて三月浜へ行った。わたしはマキシスカートを履いていて(現実にはそんなスカートは持っていないのだが)タンクトップを着ている。三月浜へ着くと、意外や意外、多勢の人たちが泳いでいて、犬たちとちょろっと水浴びすっかな、くらいに考えていたわたしはびっくり。 そうこうしているところ、Deweyがいきなり岩山をたたたっと駆け下りて行って海に飛び込んだ。Cosmoもそれに続いて泳いでいる。えーーーちょっと待ってよ! 犬たちの泳いでいるところを写真におさめなくちゃ、とiPadを取り

          花火

          どこかの島へ向かっている。この島は実際に来たことのない島だ。なんという島かもわからない。が、夢のなかではしっくりと馴染んでいる。何度も訪ねた島、或いは暮らしていたのかもしれない。 フェリーに乗っていると島が見えて来た。夕暮れが徐々に濃くなり夜がやってくる頃だった。平坦な島の影。そこにうっすらとオレンジ色がかぶさっている。 島に着くと、友人がいた。シュウとセン。あらまぁ、、、と驚いたが、どうやらわたしを待っていてくれていたらしい。どちらも久しぶりだった。センさんのほうはもう

          天空ショー

          面接のために出かけていく。 都心の、ある庁舎のような所。国籍に関する面接だ。 窓口で申し込みをする。 まだまだ時間がありそうと思い、待ち時間の間、外を散策することにした。 そのとき、職員があるポスターを壁に貼りだした。禁煙のためのポスターらしい。 「5円運動実施中!」 大きく書かれたその言葉とともに、カラフルな花が描かれていた。 よく見ると、その花はチュッパチャプスが並んで出来たものであった。 これでは反則の罰が軽すぎるんじゃないか?と、褐色の肌の男性らが話している。

          明晰夢(潜水フェリーのその向こう)

          某講習に申し込んだ。 講習前の課題提出は自由とされたが、ええいままよ!と、送った。 直後、えらいことをしちまった、、、、と、青ざめる。少なくとも2週間は放置していたものだ。それを送った。なぜに?自分でもよくわからない。 送っちまったモンは送っちまったモンだ、もう戻せない。わたしの手を離れ、あちら側へ渡った。とんでもないことをしてしまった、、と思う。勢いに任せたところはある。でも、同時に、よっしゃ、と思う。ちょっとした達成感もあった。「送る」と決断したこと、そしてそれを実行し

          明晰夢(潜水フェリーのその向こう)

          面会制限

          大切なひとが入院している。そのひとの医療チームから突然メールが届いた。 「これは◯◯さんより特定の方だけに送られるものです。 ◯◯さんの病室番号は◯◯◯、只今、面会制限を設けております。 パスワードはxxxxxx ◯◯さんのご意志によって特定の方にのみ、このメールは送られています」 そんな内容。 これを何度か読みながら、パスワードが書かれているってことはわたしは面会許可があるということだ、面会に来てくれ、ということか、、わたしは特別な存在なのか??? などと、悶々と考えこ

          刑執行補佐官

          死刑囚の刑執行の立ち会い人?執行補佐?をしている。 硬い板のテーブルで、隣に腰掛けている男が死刑囚だ。 歳は50代半ばから60代か。強面だが、その表情から毒々しさは消えていて、既に死に向かっているような印象を与えている。 毒薬なのだろう、それをひとかけらのパンに包み込み、服用させるらしい。 わたしは、パンにグレープジャムを少しつけ、震える手でそれを彼に渡した。 これでこの男は死ぬのだ、、、わたしはそう思わないよう、なんとか心を麻痺させるよう、努めている。 男はそれを受け

          刑執行補佐官

          時間旅行

          宇宙船に乗って旅を続けている。 乗り換えのためだろうか、ターミナルに来ている。 まだ時間があるから、と、そこらを散策することになった。 人の波を縫うように、ただ見て歩く。 と、男の子と女の子に声をかけられた。 男の子のほうには見覚えはなかったが、女の子には妙な懐かしさを感じる。 褐色の肌にブロンドの巻き毛。 誰なのか深く考えもせず、「久しぶり~元気そう!」と言ってしまう。 わたしたちは、ターミナルに停まっている列車に入り、かくれんぼをして遊んだ。 そのときに女の子のほうが