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相貌失認の工夫とサポート
相貌失認での困り事を思い返しつつ、どのようなサポートを受けたいかを考えてみた。
基本的には「顔認識以外の方法で個人を特定しやすくしてほしい」ということになる。勿論、認識できなかったり、覚えが悪いとしても、失礼のつもりでないということも理解してもらえるのがよいのだが。
•待ち合わせ場所の細かい指定や目印の共有
友人関係で頻繁に困るのは、待ち合わせのシーンではないか。
人の多い都市部の駅などで待ち
方向音痴ではないと信じている
自分は方向音痴ではない。少なくとも困っていないという意味で、そう認識している。
Googleマップがあれば初めての目的地に行ける、商業施設のフロアマップからテナントを探せる、何度か行ったことのある場所であればマップが不要になる、間隔が空いても「昔通った道だ」と認識して進めることが多い。
一方で、特定の大型施設、伏せる必要もないので述べると、あるイオンにおいてどうも迷いやすい。他のイオンでは不自
相貌失認の疑いについて
具体的エピソードはあまりにも個人的で、ネットの片隅といえども公開に抵抗がある内容が多いので、思いつくものを抽象的に列挙する。
相貌失認らしき現象
•1度会っただけの人、特に大勢で会った人とは、次に会っても分からないことが多い
•制服など同じ服装の人の区別が難しい
•時間をかけて慣れていけば分かることもあるが、顔で覚えているのか他の要素による記憶や判断なのかは不明である
•場所や状況など、一定条件
相貌失認的エピソードを読む
さて、新しいものを1つ読んで一区切りにしよう。
藤本寛巳ら(2023).発達性相貌失認を呈した症例の心の声を聴く
3症例のうち、2症例は自閉症スペクトラム障害の傾向がみられたとのこと。
考察で「発達性相貌失認では表情の認識に明らかな低下がみられない」という報告の存在に言及し、これとは異なったと述べている。
同様に、相貌失認では顔の「全体的な処理」に問題があるとされているが、寧ろ全体からの識別を