旧暦2月2日は理髪店が混む?中国(主に北方)の風習とは?
散髪初めの日?
旧暦2月2日(新暦2月21日)は、
「龙抬头」(lóngtáitóu:ロンタイトウ)という、中国の民間の節句でした。
中国の簡体字で書くと「龙抬头」、
日本人が使用する漢字で書くと「龍抬頭」。直訳すると、「龍が頭をもたげる」となります。
「龙抬头」は主に中国北方の表現です。
ちょっと面白い習慣の一つをご紹介します。
大年夜(dàniányè:ダアニエンイエ:)、つまり旧暦の大晦日(今年は1月21日)から龍抬頭(2月21日)までは、髪にはさみを入れないという風習があります。
身だしなみ重視ということから、最近は風習にこだわらず散髪している人も増えたそうですが、それでも北方では深夜遅くまで混んでいる散髪屋さんも少なくないそうです。(情報提供👉中国在住の夫)
「剃龍頭」旧暦2月2日に散髪するのはなぜ?
「剃龍頭」の簡体字は「剃龙头」(tìlóngtóu:ティーロントウ)です。
以下は「剃龙头」に関する簡単な中国語の説明文と、その日本語訳です。
剃龙头,是指每年在农历二月初二,也就是民间所说“龙抬头”的日子去剃头发。民间普遍认为,在这一天剃头,会使人红运当头、福星高照,所以这一天理发店的生意都比往日红火。
日本語(たおたお)訳:
「剃龍頭」は毎年旧暦の2月2日、世間で言うところのいわゆる「龍抬頭」の日を指し、(この日に)散髪に行きます。この日に散髪すると、よい運にめぐりあえ、また幸運に恵まれると、一般的に世間では考えられているため、この日はどこの理髪店も、いつもより賑わいます。(直訳すると、いつもより商売繁盛です^-^)
(注)ちなみに春節に初めて散髪することも「剃龙头」と言っている人がいます。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
(Baidu百科を参照しています)