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【書評・感想】ムハマド・ユヌス自伝(上下)

この本は、バングラディシュにあるグラミン銀行の創業者ムハマド・ユヌス氏の自伝です。
ユヌス氏は貧困は根絶できるとの信条を胸に、バングラデシュで貧困をなくす活動を行っています。
具体的にはグラミン銀行を創立し、貧しい女性の方を中心に融資を行い、貧困から脱出できるよう手助けを行っています。
こうしたグラミン銀行での取り組みの経過等を描いた作品です。
この本を読んで、自分でも何か事業を始めてみたいなと思うようになりました。
興味がある方は、ぜひ読んで観てください。

印象に残った言葉
”壁”


貧困とは、人々の周りを高い壁で取り囲むようなものなのだ。グラミンは、その壁の中にいる貧しい人々が、ほんの一日か二日他の人たちに比べて楽しく暮せればいいと思って物資を投げ込んだりするようなことは一度もしてこなかったし、これからも決してしないだろう。
グラミンや、世界中にあるグラミンをまねた組織は、人々が意志を持ち、力をつけて、自分の手で周りにそびえる壁をたたき、いずれは自分の力で壁を壊すことができるようにさせたいと思っているのだ。

ムハマド・ユヌス自伝

人生を歩いていると壁にぶつかる時があります。小さい壁もあれば、富士山のような高い壁もあります。壁にぶつかっても、あきらめないで自分の力でぶっ壊したいです。

成功というのは、ゆっくりと失敗を重ねながら困難を乗り越えて生まれるものなのである。

ムハマド・ユヌス自伝

私は、臆病な性格なので、失敗を恐れて挑戦をあまりしてこなかったのかなと思います。挑戦したとしても、自分にはできないだろうと挑戦しなかったことの方が多かったです。
挑戦したいなと思わせてくれた一冊でした。





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