リズムは瞑想⁈その以外な関係性
どうもDANiLOです。
あなたは瞑想をしたことありますか?
私はリズムと瞑想の深い関係を体感するまでは
めちゃくちゃ苦手でした。
目を瞑ると瞑想じゃなくて、迷走、妄想をしていたのです。
マヂで。
卑猥な妄想ばっかりしてました。
それはさておき
情報過多の現代の中で『瞑想苦手』と言う人、多いんです。
瞑想というと
『心を沈めて』
『心の邪念を静めて凪の状態を作る』
瞑想=静か というイメージが強いので
『なぜリズム?!』と想われるかも知れません。
しかし、リズムと瞑想の間には深い関係性
というか
切り離せない位、繋がっているのです。
実はリズムと瞑想は、古代から現代に至るまで、
さまざまな文化で深い関わりを持っています。
同時にリズムの力が脳や体にどのように作用し、
瞑想の深い体験を促すのかを探ると、
リズムが持つ科学的な影響と文化的な背景の両面が浮かび上がります。
今回はその辺について丁寧に解説します。
1.リズムが心と身体に与える科学的影響
実際にリズムが心や身体にどんな影響を与えているのか?
さっそく見ていきましょう。
①脳波の変化とリズムの関係
リズムが脳波に与える影響は多くの研究で明らかにされています。
一定のリズムを聴いたり、感じたり、奏でたりすることで
脳波がアルファ波やシータ波に切り替わります。
それによって、リラックスしたり深い集中状態に入ったりします。
この状態は、瞑想やリラクゼーションに理想的なのです。
というか、脳波がこの状態になると瞑想状態になります。
特に、リズムが脳と身体の同調を促すエンレインメント現象が起きることで、瞑想状態が深まります。
エンレインメント(同調現象)とは
人の脳波や心拍数は、外部からのリズムに同調する傾向があります。
これを「エンレインメント」と呼び、太鼓や音楽が瞑想を深める理由の一つです。
②呼吸と心拍数の調整
リズムは、呼吸や心拍数といった生理的なリズムとも調和します。
一定のリズムに合わせて呼吸を深めることで、心拍数が安定し、
自律神経が整います。このように、リズムは心身をリラックスさせ、
ストレス解消や瞑想の効果を高める役割を果たします。
例えば、秒単位の一定リズム(1分間に6~10拍程度)に合わせて
深呼吸することで、心拍変動(HRV)が高まり、身体のリラックス状態が深まります。
呼吸に集中するのが難しい方
呼吸のリズムを掴むのが難しい方は是非とも
太鼓のリズムに合わせて行う呼吸法『リズミックブリージング』を
体験してみてください♬
③フロー状態と瞑想
リズムに合わせて演奏したり、瞑想を行ったりすると、
「フロー状態」に入りやすくなります。
この状態では、時間の感覚が消え、深い集中や心の安定が得られます。
リズムを使った瞑想は、まさにこのフロー状態を誘導するための強力な手段です。
こちらの記事でもフロー状態について書いております🔻
2.リズムと瞑想の歴史
次に歴史(文化)の中で、リズムはどの様にして活用されてきたか?
これについて見ていきましょう。
①日本の禅と太鼓
日本では、禅の瞑想法である「数息観」(すうそくかん)が有名です。
この瞑想法では、呼吸のリズムに意識を集中させることによって心を落ち着かせます。
また、和太鼓は儀式や祭りで使用され、リズムによって心の静けさを導く役割を
果たします。太鼓の響きは、聴く者に共鳴し、集中や祈りの状態、
深い瞑想的な体験をもたらします。
②インドのマントラとタブラ
インドでは、マントラの反復(例えば「オーム」)が瞑想を深めるために使われます。
マントラをリズミカルに唱えることで、脳のリズムが整い、深い瞑想状態に
入ることができます。また、タブラのような楽器も、
リズムの力で精神的な高揚やトランス状態を引き起こし、瞑想をサポートします。
③アフリカの太鼓とトランス
アフリカの多くの部族では、太鼓は儀式の中心です。
リズムの反復は、演奏者や聴衆をトランス状態に導き、
心の浄化や集団の一体感を生みます。
このようなトランス状態は、瞑想や精神的覚醒に似た体験を
引き起こすことがあります。
④ 西洋:グレゴリオ聖歌と音楽瞑想
中世ヨーロッパでは、グレゴリオ聖歌のような宗教音楽が精神的な瞑想や
祈りを深めるために使用されてきました。
これらの音楽は、シンプルなメロディと反復的なリズムが特徴で、
心を静める効果があります。
⑤現代のサウンドヒーリング
現代では、サウンドヒーリングの一環として倍音楽器が用いられています。
これらは心身の浄化やリラクゼーション、ストレス解消を目的としています。
特に、グーダドラムのような倍音楽器はリズムだけではなく、
美しい倍音と融合することによって、さらに深い癒し効果や瞑想体験が
得られるため、気軽に自分で奏でたり、個人セッションを受けたり、
複数で一緒に奏でるプロジェクトが注目を浴びています。
⑥催眠
繰り返しのリズムは、人の意識を変容させる力を持っています。これは「単調な刺激」が脳の防御機構を緩め、トランス状態(催眠状態)を引き起こすためです。
例として、太鼓のリズム、心地よい音楽のビート、メトロノームの一定のテンポなど。
催眠療法や催眠療法では、こういった作用を活用します。
リズムが繰り返されることで、クライアントの注意が自然に集中し、
意識の深い層に到達しやすくなるからです。
リズムがもたらす瞑想の力
いかがでしたでしょうか?
私の20年余りの打楽器生活の中で、太鼓を叩くことで
精神が安定し、瞑想状態になる事を幾度と体感しました。
実は、同じリズムをエンドレスに30分叩き続けると
寝てしまうこともあったのです(笑)
これは、リズムが持つ力で
脳波がリラックス状態になりすぎて、催眠状態を超えて
睡眠状態になってしまったのです。
個人的な見解だけではなく、リズムは科学的な観点でも文化的な背景でも、
私たちの心身に深い影響を与えています。
リズムによって脳波や呼吸、心拍数が調整され、瞑想状態が深まります。
また、世界各地の文化において、
リズムは精神的な覚醒や浄化の手段として用いられてきました。
リズムを使った瞑想を実践することで、心の静けさを得るだけでなく、
身体と心の調和を高めることができるのです。
このように、リズムと瞑想は、科学と文化の両方の側面から
深いつながりを持ち、私たちに豊かな精神的体験をもたらします。
生活の中にリズムを取り入れて、豊かな毎日を送りたいものです♪
感謝を込めて
DANiLO