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発達障がいになるまで③
発達障がいになるまでシリーズの続きです。
過去のリンクを上に貼らせていただきます。
ここまでを要約すると
小学校3年生の時は皆勤賞をとるほど学校生活に適応していたが、4年時のクラス替えを機に、心のストレスが身体に出るようになった。心身の不調から食欲が低下したが、4年時の新担任の先生が給食に厳しかったこともあって、学校でトラブルが起こり、完全な登校拒否に。
そんな最中にも私の調子を理解をしてくださる先生もいらっしゃり、おかげで学校に行けることもあったが、不安は依然続いた。
この続きから書きたいと思います。
私の体験上ですが、自律神経失調症のような心が原因で起きる身体の不調は、普通の風邪よりもうんと治りが遅いように思います。もっとも、風邪であれば原因のウイルスや雑菌を退治してしまえば治りますが、ストレスや精神が原因の不調であればそのストレスやマインドを簡単に健全化することは難しいので、自律神経失調症がしつこいのは当然かもしれません。
『発達障がいになるまで②』に登場したような良き理解者になってくださる恩師にも出会えましたが、身体も心も自分では制御できず、依然登校は不安定でした。
ある日の朝、単に学校に行きたくないと感情で駄々をこねているのではなく、身体が学校を拒絶している様子を見た擁護教諭の先生が、小児神経科の受診を勧めてくださいました。近所の総合病院の小児神経科に名医の先生がいらっしゃるということでそちらの予約をとりに行きました。4年生の6月頃だったと思います。
名医の先生ということもあったのかもしれませんが、発達障がいの専門的な部門やそもそも神経科系統の予約は簡単にはできません。数ヶ月待ちということが今でもザラにあるようです。私の場合は6月頭に母が病院に赴き、8月頭の予約が確保できたという形だったと思います。
こうして、給食の一件・登校拒否問題から3ヶ月程度経った4年生の夏休みに、私は両親と共に3人で小児神経科を受診しました。小児科と違って聴診器を当てられることもなく、耳鼻科と違って喉を見られることもなく、ただただ質問を受ける小児神経科の診察スタイルにはじめは戸惑いました。今でも覚えている質問は
「お父さんとお母さんのどちらの方が話しやすい?」です。
もともと内気というか本音や本心を打ち明けるのが苦手なタイプということもあって、先生の質問に答えることもできずただただモジモジしていました。
この初回診察後、心理テストを受けることが確定し、結論からいうとその後日の心理テストを以って、私という人間は発達障がいを抱えているということが認定されました。
心理テストの際に10歳の私が感じていたこと、思っていたこと、また発達障がいと明らかになった時の詳細はまた後日書きたいと思います。
※続く