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みんなが大谷翔平
とあることで、思考を巡らす機会がありました。
自分にできる仕事をすることが大切だという意見を耳にし、考えさせられました。
たしかに夢や理想ばかりを語っていても、それが自分にできないことなのであれば何も始まりません。
ただ、その時、私の頭の中には一人のメジャーリーガーが頭に浮かんでいました。大谷翔平選手です。
大谷翔平選手は、高校時代に3×3のマンダラチャートをいくつかつなぎ合わせて、巨大な目標達成シートを作成されています。その中には、ドラフト1位8球団指名・スピード160kmといった大きな目標から、あいさつ・ゴミ拾いといった身近なことまで書かれています。
ところで、このマンダラチャートの目標には、それが作成された時点では到達されていない事柄がたくさん書かれています。
例えば、前述のドラフト1位もマンダラチャートが作られた時にはまだ成し遂げられていませんし、スピード160kmは高校生の間に達成しているものの、やはりこのチャート作成時はまだ未体験の世界だったようです。
ならば、自分にできることを仕事にするのはもっともなことですが、自分にできることを増やすという意識を持ち続けた方が良いと思いました。
中には、
大谷翔平クラスの天才などそうはいない、我々凡人は今できることを繰り返すしかないのだ
と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、仮に選ばれし才能の天才とそうでない凡人がいたとして、自分を簡単に凡人側だと決めつけるのは勿体無いと思いますし、自分の関わる相手が凡人側だと決めるならばその根拠をはっきりしっかり明示してほしいなと思いました。
150mのホームランが打てなかったとしても、野球の才能がなかったとしても、何かしら磨くべきポイントを皆が持っていると思います。
私は、社会人になってから、高校の地歴・公民、中学の社会の教員免許を取得しました。今年度になって、新たに高校国語の教員免許も獲得しました。5年間で取得した教員免許は合計4つになりました。
これらは、24歳の時点ではできなかったことをできるようにした結果、得られたことです。
もっとも、私のは大したことのない、説明のための一例です。
皆が、各分野における大谷翔平になれると私は信じています。
できないことをできるようにする、その過程でできることの精度を上げることを心がけたいです。