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文章を書くことは好きなのにWebライターは挫折した話


昨今の副業・在宅ワークブームで、
「在宅ワーク 稼げる」「テレワーク」と検索したら
・webライター
・webデザイナー
・動画編集
なんて仕事が検索結果として表示されて、
一度でも検索すればSNSの間に食い込んでくる広告もこればっかりになっている人は少なくないと思う。
3年前の私も、もれなくそのうちの一人だった。

当時、間借りの古着屋をやっていた私は、
古着屋と並行できる仕事を探していたので
「元々文章を考えるのは好きだったし、
Webライターやってみよう♪」
という気持ちでやってみることしたのだけど、
半年もせずに挫折した。
その時の話を書いていこうと思うので、
在宅ワークいいなぁ♪なんて思っている人は
ぜひ参考にしてみてね!
※あくまで私個人のケースです


一番やってはいけない副業のスタートを切った

初っ端からスクールに課金

案の定、インスタの広告からとあるスクールに飛んで
最初はZOOMで無料面談!
みたいなのに申し込んだ。
とりあえず話だけでも聞いてみよう!
っていう軽いノリで。
しかしながら、当時の私には”断る”スキル(勇気)が
まだ身についていなかったので
あれよあれよと申し込むことになった。
とはいえ、やりたい!
と言う気持ちは本物だったし
「課金することで自分にプレッシャーを掛ければ意地でもやるでしょ!」
という根拠のない自信もあったので
最初はちょっと出費痛いな〜くらいに考えていた。

とりあえず案件を獲得してこいと言われる

スクールに申し込んだのは「基礎から教えてもらえる」という期待があったから。
しかしながら、私の入ったスクールは
「稼いでもらうことが目的なので、
案件の獲得から始めて実践で学んでいきましょう」というスタイルだったのだ。

この時点で”方向性の違い”が生じているので
クーリングオフ(※8日以内であれば契約解除できる制度)しておけばよかったんだけど、
なにも知らない私は
「そういうものなのか…?」と
自分を納得させて従うことにした。

最初の案件を掴むのが一番難しい!

在宅ワークを検討した人であれば
一度は聞いたことがあるであろう
「ランサーズ」や「ココナラ」という
クラウドソーシングサイト。
(※仕事を発注したい企業や個人が、インターネットを通じて不特定多数の人々に仕事を依頼するためのWEBサービス)

Webライターも基本的にはここから
案件を取ってくることになるんだけど
なんの実績もないズブの素人に仕事を依頼したい人なんかいるわけもなく。
あったとしても「〇〇の感想を100文字以内で送ってください」みたいなアンケートサイトレベル。
もしくは文字単価が最低単価の搾取案件ばかり。

100文字の文章をスクールの人にわざわざ監修してもらう必要もないし、
とにかく文字数がこなせそうな案件を探さなきゃってめちゃくちゃ焦ってた。
(てか最初の案件が一番大変なんだよねぇって講師も言ってたな。なんなんだ。仮の練習問題でもいいから実績積ませてくれよ。思い出したら腹立ってきた。)

仕方がないので、
お金にならなくてもいいから経験を積もうと思って
「未経験可!やる気のある人なら誰でも!」
みたいな最低単価も割るような案件に
応募したところ採用してもらえたので
やってみることにした。

スクールの価値、無し!

そこで応募した案件が、
"既に運営されているブログの記事をたくさん入稿する"という案件だったんだけど、
私以外に10名ほどいるチームで動くようなスタイルだった。
(結構そういう案件は多い)
※全てオンラインの中で動いています

チームの中の先輩に添削者がいて、
指導も基本的にはその人たちがしてくれた。
トップは厳しめの人だったけど、
先輩は結構優しくて、
質問にもたくさん答えてくれて、
何もわからない私にはかなり心強かった。

ここで薄々感じてると思う。
「あれ?スクール要らなくね??」

他の案件を次々とクラウドソーシングで
取ってきているのであればまだしも、
初心者かつ記事を一つ書くのにも時間がかかる私はその案件で精一杯だった。
実際にその案件で書いた記事を
スクールの講師に見てもらったけど、
「最終的にはクライアントが決めるからねぇ」って
軽い添削をしてくれただけ。
いや、そりゃそうなんだけど

「じゃあお前ら何の為にいんの??」

という状態。もちろん言ってはいないけど。

生活がハードモードすぎて挫折


結局その案件をコツコツやる日々が続き、
力がついていったなーという
実感は正直あった。
3ヶ月目くらいで、トップから
「添削者になってみないか?」と声をかけられて
全くの初心者を指導する立場にまでなってしまった。

しかし、忘れてはならない。
これは初心者大歓迎の激安案件なのだ。

この時は普通のバイトもしていたし、
古着屋の店頭にも立たなきゃいけなかったから
トリプルワーク状態だし、
その中で実際にちゃんと賃金が発生しているのはバイト(ちなみに当時の埼玉最低賃金)だけ。
(古着屋はあくまで間借りなので、売れなきゃ収益なし)

今でこそ
「少しとはいえお金をいただきながら、
Webライターの基礎知識を
身につけさせてもらえるなんてありがたかったな」
って思うし、感謝しているけど
そもそもスクールに課金はしちゃっているから、
「Webライターの勉強のために損失が出ている」
という状態に変わりはない。
何より、
それを維持できるほどの余裕がなかったので
数ヶ月やっていたその案件から抜けることにしたのだった。


やめる決め手になった一言

最初より多少は
実績がある状態になっていたので
その後も違う単発の案件の獲得をしようと思っていた。
だけど「案件やめました」っていう報告を
スクールの講師にした時に放った一言で
完全にやる気を無くしてしまった。

私に対してではなく、他の受講生の話をしていた時の言葉なんだけども。

その受講生は確か、
一つの案件を完遂できないというのを
繰り返しているような人だったらしいんだけど

「今、中途半端な人は一年後も変わらないからね」って講師がボソッと。

その一言がなんか図星で「遠回しに言われた?」って思ってしまったのと、
「いくらオンラインスクールだからって、
他の受講生に対する不満を私にいうのはおかしくない!?」という謎の正義感が生まれてしまい、
その後すぐに「受講をお休みさせて頂きます。」のメールを送って、もう3年経った。

分割だったからその後も払い続けて支払いは終わってる、俺、偉い。
一年コースの受講期間だったからあと半年分残ってるんだけどまだ有効なのかな…笑

この時苦しみながら文章書き続けていたせいで
しばらく活字アレルギーになって、
長い文章を書くことが嫌になって、
久々に書いた長文がこのnoteの第一号の記事だったんだ。


やってみて良かったこと


散々けちょんけちょんにいってきたけど、
実際にやってみて何も身に付かなかったのかと言われればそうではない。
スクールに課金する必要はなかったなと思うけど
実際始めるきっかけにはなったし、
「課金すればうまくいくってもんじゃない」という教訓を痛感できた。

そして、今も役に立ってるなーと思う点は以下の2つ。

ワードプレスと記事の書き方の基本が理解できた

いわゆるブロガーと呼ばれる人たちは
ワードプレスというソフトウェアを
利用していることがほとんど。
このワードプレスってやつ、ホームページみたいに
本格的に作り込んでいけるのはいい反面
めちゃくちゃ複雑で扱いがめんどくさいのだ。
レイアウトを変えるところまで
いじる機会はなかったので
”記事を書く”部分の使い方しかわからないけど、
おかげでnoteでこうやって記事が書けているなぁ、と実感する日々。

note、マジで使いやすくて大好き🫶

インターネットに蔓延する情報を俯瞰で見れるようになった

インターネットで転がっている情報の
ほとんどはWebライター、
もしくはブロガーが書いている記事。
個人とか、企業でライターをしているとか、
スタイルは色々あるけど、
どの人も共通して考えているのは
「いかに検索上位に表示されてアクセス数を稼げるか」
ということ。
そして、
「既にある情報よりもより人々が見てくれること」を気にして書き上げられている。

また、企業に依頼されているのであれば
「自分はこう書きたい」よりも「企業が求めること」を書いているんだ。

そう考えたら、なんだか
”ネット情報を全て真に受けている場合じゃない!”って思えてこない?

とはいえ!googleはなるべく
”人のためになる情報”を精査して
上位に引き上げてくれているらしいので
私はここで自分の経験や思考などの
鮮度の高い情報を発信したいと思っているよ!!


Webライターに興味がある人へ


やりたいなら止めない!
けど、
穴が開くまで調べてからか、
お金をかけずにできることからやるべし!

ライターに限ったことではないけれと、
稼ぐために始めるのに、
最初から大金を落として
カツカツになってしまったら本末転倒。
私も実際にやってみて、
身についた部分だけで言えばスクールにお金を落とす必要はなかったなって思う。

そして「圧倒的に事前勉強不足だったな」と痛感した。
今はyoutubeでもかなりの情報が出ているので情報量としては十分だと思うし、
スクールに何十万課金しなくても、
本屋さんに行けば1,000〜2,000円位でいくらでも専門書が置いてある。

それを何冊も読んで「やっぱりやってみたい!」と思ったら、
そこで初めてクラウドサイトに応募したり、
または知り合いに頼んで無料でもいいから
やらせてもらって経験を積んだり、
そんなところからスタートすればいい。

実際、いきなり大金が
稼げるようになんてならない。
でも、頑張り次第で
いくらでも伸ばしていける。
その結果として、
大金を稼げるようになる人はいるかもしれない。

これが、テレワークの現実だと思う。

「安定して〇〇万くらいは欲しいな〜」という考えの人は
普通に会社員を続けた方が身の為。

少しづつやっていくしかない。

人生のコツはこれです。

というわけで、
ライティングやコラムのお仕事
お待ちしております!!!!!!!!


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