無理せず力まず「学び」を続ける
今朝も、早朝から、配送センターの仕分けと積み込みのアルバイトでした。
企業さんがまだお休みなのと、個人のネットでポチっとが一段落したのか、今日はかなり荷物が少なく、作業はいつもより30分も早く終わりました。
帰宅して、年始の毎年恒例行事を行いました。それは…
年々、1年が過ぎるのを早く感じます。でも、この手帳を見ると、毎日なんとなく過ごしていたわけではなく、丁寧に、そして楽しんで過ごしていたことがわかります。
一般的に、新しい知識を得ることを「学び」と捉えられていますが、私はそれだけでは不十分だと思っています。
自分の中に新しいもの(知識など)を取り込んだことで、自分が成長している気分にはなれます。
インプットは変化を起こすための着火剤です。
しかし、新しいものを取り込むだけでは、変化は起こせません。
取り込んだ次のアクションまでが「学び」です。
つまり、取り込んだものを実践してみたり、自分の言葉に言い換えて誰かに伝えてみたりする。
アウトプットすることではじめて自分の中で変化が起きはじめます。
インプットすること自体を目的にして、インプットだけ毎日繰り返しても、最初にインプットしたものはどんどん上書きされて消え去ってしまうか、自分の中で溜まり溜まって収拾がつかなくなってしまいます。
そんな知識太り状態では、活発に動くこともできません。
私は手帳の片隅に、本の書き写しを行っています。主に、致知出版社が発行している、著名人の一日一言シリーズを用いています。
これまでに書き写しを行ったのは、森信三、森信三(修身教授録編)、森信三(教師のための一日一言)、森信三(運命をひらく365の金言)、吉田松陰、中村天風、平澤興(京都大学第16代総長)、稲盛和夫…etc
(敬称略)
最初は、ただ、内容を書き写しているだけでしたが、だんだん、自分の言葉に言い換えて書き写すようになりました。最近では、左側に書き写しを行って、右側には自分なりの解釈を自分の言葉でまとめるようにしています。
これを朝起きて、出かける前に行うのが習慣になっています。
心を落ち着けて、一字一字丁寧に書いていき、書いた内容を見返して気づいたことをメモする。
わずか、5~10分ですが、その日1日の行動の在り方に繋がっていますし、自分の言葉で要約しておくことで、研修や講座などでも引用できます。
書き終わったら、手帳のバーチカルページ(見開きで1週間のスケジュールが管理できるページ)にタイトルだけ記録しておきます。この記録が、目次の役割を果たしてくれています。
10年近く書き写しを続けていることで、手書きのスピードがどんどん速くなっています。
また、要約力もついてきて、専門学校の学生さんたちのレポートにコメントを書く時間も1時間以上短縮しました。
そして、何よりもこの日々のトレーニングのおかげで、執筆作業がスムーズに行えました。
読書や講座を通して学びを毎日続けるのは難しいですが、どんなに忙しくても、1日5分~10分の時間を捻出することは可能です。
何のために、何をどのように行うか?自分の中で明確し、継続しながら変化を起こしていれば、それは立派な学びだと思っています。
今年の手帳はどんな風に変化するのかワクワクしながら、活用しています。