手段を目的にしない
「大西さん、痩せられましたね?」
「はい、23㎏痩せました。筋トレとストレッチだけで。食事制限は一切しいません」
最近、久しぶりにお会いする方と、こんな会話が多いです。
筋トレとストレッチを毎日続けているというと、
大概、「毎日、筋トレとトレッチって大変じゃないですか?」と言われます。
私には、身体を動かすことは、しんどくもないし大変でもありません。むしろやってて楽しくて、ワクワクします。
実は、過去に2回、運動だけで減量した経験があります。
1回目は、ダンベル体操を毎日行って9か月で-15㎏を達成 (37歳のとき)
2回目は、ビリーズブートキャンプが大ブームになった2005年(45歳のとき)腹筋プログラムを毎日続けて8か月でウェストー12cm(腹筋も割れていました)
どちらのときも、大変とか苦しいとかなんて感じませんでした。毎日ワクワクして取り組んでいました。
だから今回、再び筋トレとストレッチで減量しようと決意したときに、あの頃のワクワク感が蘇ってきました。
64歳で、再び筋トレとストレッチをしてどこまで結果が出せるかは、不安じゃなかったと言えば噓になります。
でも、「出来ない」を「出来る」に変えるのが私の仕事でもありますから、やってやろうじゃないか!という気持ちで取り組み始めました。
運動って、やればいいってわかっていても、続けるのはなかなか大変ですよね。「毎日5分の運動」でも、「毎日ラジオ体操」と短時間でもなかなか続けられないことが多いです。
それはなぜか?
それは、「運動すること」「減量すること」が目的になっているからだと思うんです。言い換えれば、「手段が目的になっている」
これは、ダイエットに限ったことではないですよね。
資格を取得するのも、講師が新しい分野のテーマを習得するのも、多くの人は資格を取得することや、その分野を習得すること自体が目的になってしまっています。その先を全然考えていなません。
みんながやっているから私も…。
取得すれば、習得すればいいことがあるかもしれない。
ダイエットに限らず、どんなことをするにしても、私は手段を目的に考えていません。必ず「何のためにそれをするのか?」を明確にして取り組んでいます。
今回の減量も、減量自体のゴールは-30㎏ですが、それはあくまでも中間地点であり、次の目標のスタート地点に過ぎないのです。
目的や目標がその先で待っているから、「決めたことはやる!」迷いなく続けられるんです。
もうひとつ、大切にしているのは、ワクワクするような仕掛けや工夫を考ていることです。
ダンベル体操で15キロ減量に成功したとき、婦人公論に成功体験を投稿したら掲載されたんです。(原稿料として25,000円いただきました)
編集者さんがおっしゃったコメントが笑えました。
「笑いながら読ませていただきました。ダイエットって苦しい大変なことという発想しかなかったのですが、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。ぜひ掲載させてください」
そして、掲載された体験談につけられたタイトルが
「キムタク ダンベルダイエットで9か月で-14キロ減」でした。
どういうことかというと、
当時大ファンだったキムタクのポスターや雑誌の切り抜きを部屋中に張りまくって、レオタードを着てキムタクに見守られながらダンベル体操をしていたんです。
詳しくは、掲載された投稿を後日、ご紹介したいと思います。
そして、今も、実は-30㎏が達成した先には、どうしても叶えたいことが待っています。そのために、あれこれワクワクする仕組みや工夫を考えて、毎日楽しく取り組んでいるんです。
もう一度言います。
「手段を目的にしないこと」
これはダイエットに限らず、どのようなことに取り組む上でも重要なことですね。