「最近どう?」に準備しておく。
良く聞かれる質問は大体パターンが決まっている
久しぶりに顔を合わせた先輩からの、
「最近仕事はどう?」
旅行から帰ってきた次の日の、
「どこ行ってきたの?」
良く聞かれる質問って、往々にしていくつかのパターンがある。
これに対して、私の答えはだいたい下のようになる。
「えっと……ぼちぼちって感じっすかね」
「え、宮城の……まあ温泉入って、美味しいもの食べてきたくらいかなぁ」
そして、質問してくれた人の返しはこんな感じ。
「そっか。まあ頑張れよ」
「ふーん、いいね」
お分かりいただけるだろうか。
話が広がらないのである!!
せっかく、なにか話でもしてやるか、と向こうから話題を振ってきてくれているのに。
私の答えでは、その好意を蹴散らしているに等しい。
いや、そりゃまぁ、流石に毎回それだけで会話が終了するわけじゃないけれど。
「まぁもうそろそろ2年目ですからね、流石に慣れてきました!」
「えっと……あぁ、そういや松島に行ったけどやっぱり良かったな。綺麗だったわ」
こんな感じで、自分から慌てて付け足すことになる。
すぐ対応できないなら、準備しておけばいいじゃない
私は考えた。
良く聞かれるなら、答えを準備しておけばいいじゃないか!
例えば、「最近仕事はどう?」にはこんな感じ。
「最近はテストをやってるんですけど、○○が大変ですね……先輩はこういうときってどうしてますか?」
具体的回答かつ、疑問で返すことで話が続く。
先輩に教えを請う可愛い後輩アピールもちゃっかりである。
例えば、「どこ行ってきたの?」にもこんな感じ。
「宮城と山形の名所と温泉巡りしてきたんだけど、一番良かったのは松島の遊覧船だね。あと一泊目の旅館のご飯。写真見る?」
「どこに行ったか」に明確に回答し、かつ写真を強制的に見せることで、旅自慢もできる素晴らしい答え。
これで間違いない。
たとえ職場だけの関係であっても、こういう何気ないコミュニケーションは信頼感や心理的安全性を高めるためにとっても大事。
最近では、研修で「雑談力」の重要性を学んだらしく、上司がやたら雑談を振ってくるという現象が社内のあちこちで確認されている。
なにそれ怖い。
何事にも、傾向と対策が大事である。
今日も私は、よく聞かれる質問に備えるため、オフィスの各所で交わされる雑談に耳をそば立てるのである。
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