1990年代 英国ロック史に残る名曲たち Vol. 11
Jesus Jones - Right Here, Right Now
デジタルロック(和製英語)の先駆者としての評価が名高いロンドンのバンド、その名も
JESUS JONES(ジーザス・ジョーンズ)。
88年にロンドンにて結成。
マッドチェスター ブームが盛んな時期において、マッドチェスターっぽいけど、なんか違う⁉️ なんか凄くね⁉️ なんじゃこの機械的な音⁉️
みたいな当時としてはセンセーショナルなサウンドでシーンに登場。
91年に発売された2ndアルバム 「Doubt(ダウト)」 は大ヒットを記録、その人気はアメリカにまで渡り グラミー賞 にノミネートされるまでの歴史的作品となったそう。
Right Here, Right Now もこのアルバムに収録されている楽曲で、評論家から賞賛され世界の91年を代表する1曲にまでなっております。しゅごい。
ここ日本でもファンが多いですね。レビューなんか見てると高評価だらけです。それくらい世界の多くの人たちから愛された存在なんですね。
Right Here, Right Now はあまりデジタル要素はありませんが、アルバムを通して聴くと随所に電子的な音が紛れ込んでいます。
それでも全体的にギター主体なロックではあるので、現代の感覚で聴くと「ん?そんなデジタルでもなくね?」と言いたくなるかもしれません。
あくまで当時の感覚では革新的だったということでしょう。
随所にブレイクビーツにも通じる箇所もあり、後にテクノシーンの頂点に立つ ケミカル・ブラザーズ に影響も与えていた可能性も充分あります。
ケミカル・ブラザーズが頭角を表したのが90年代の中期なので、90s初期から既に人気を獲得していた ジーザス・ジョーンズはやはりエレクトロ・ロック界の先駆者 として相応しいでしょう。
ぜひアルバム単位で聴いてもらいたいです。
サブスク Spotify には彼らの リミックス音源 も数多くあるので、それらだけでも聴く価値はめちゃくちゃありますし、というか 有無言わず 聴いた方がええ❗ です。ほんとかっこいいので。はい。
Doudt(1991年)