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ダンスバトルにおける瞑想の有効性(2)

こんには「踊ろう四十肩」です。

前回、ダンスバトルにおける「頭真っ白問題」の解決方法として、
瞑想を紹介させて頂きました。

今回は、瞑想について具体的なやり方について、お伝えしたいと思います。

まず最初に断っておきたいのが、
ダンスバトルの時に使う瞑想方法であると言う事をご理解ください。

トラディショナルで、オーソリティで、
ティピカルな方法では決してありません。

「地面師たち」が面白すぎました

あくまでも、「頭真っ白問題」を解決するための、
簡易的な瞑想方法であると認識してお読みください。


(1) 一般的な瞑想方法について

一般的な瞑想についてわかりやすい記事を紹介しておきますので、
興味のある方は参考にしてください。

私なりに雑に書かせて頂くと以下です。

  • 静かな場所でやる

  • リラックスしてあぐらの姿勢になる(もしくは寝る)

  • 目を閉じる

  • 呼吸に集中する

  • 呼吸に集中する

  • 呼吸に集中する

結局のところ、
「リラックスして呼吸に集中する」というだけです。

これが瞑想を始めたての頃はなかなか難しく感じます。

呼吸だけに集中しようと思っても、
すぐに頭の中で色々な想いや考えが浮かんできて、
呼吸のことを忘れて、考え事をしてしまっている自分に気が付きます。

目を閉じるだけで、
頭の中の情報が溢れかえってしまうという人もいると思います。

でも、安心してください。
無理に呼吸に集中しなければならないと思い込む必要はありません。

最初は、「今、考え事してたな」と気が付いたら、
呼吸に集中し直すというのを繰り返すだけでいいです。

始めたての頃は、考え事をしてしまいます。
考え事をしている自分に気付いたら、呼吸に集中しようと思ってください。
ただ、それを繰り返すだけです。

「呼吸に集中する」→「考え事をする」→「呼吸に集中する」→「考え事をする」→「呼吸に集中する」→「考え事をする」→ ・・・

これを何度も繰り返していくと、
徐々に → の間に何も考えない「無」の状態が生まれます。

毎日やると、不思議と「無」の状態が長くなってきますので、
焦らず続けてみてください。

そうすると次第に頭の中で、考え事をする時間がなくなり、
心も落ち着いてきて、多幸感を感じるようになります。

(2) ダンスバトルにおける簡易的瞑想法

ダンスバトルでは、会場は爆音で音楽が響いていますし、
フロアは忙しなく多くの人がひしめき合っています。

それに独特の緊張感が会場全体に充満しているので、
この状況で、リラックスして瞑想するというのは、
非常に難しいと思う人が多いでしょう。

でも、めちゃくちゃ簡単です。
方法は、「息を吐ききるだけ」 です。

いくらなんでも誇張し過ぎだろうと思うかもしれませんが、
本当に息を吐ききるだけなんです。

理由を解説させて頂きます。

ただ、条件があって、
一般的な瞑想で、「無」の状態を最低でも10分は続けられる事が
大前提となります。

息を吐ききるのは、
「無」になるスイッチを入れるという行為になるので、
そもそも「無」になる事が難しい人には、体得できない技になります。

私はこの技をこの本に出会って生み出しました。

こちらの本で呼吸について詳しく解説されているので、
興味のある方はぜひ読んでみてください。

この本で解説されている内容で、とても興味深い話は、
一般的な深呼吸は、
「大きく吸って →  ゆっくり吐く」ですが、
これが間違いだと言う話です。

正しい呼吸は、
「ゆっくり吐くからスタートして吸うのは意識しない」という話です。

吸う事を意識しなくてもよいという事を提唱しています。
これは科学的にも証明された正しい考え方であると記載されています。

人は誰でも意識せず、呼吸をする事が出来ます。
脳が自然と呼吸調節をしてくれるからです。

言ってしまえば、脳がコントロールする呼吸量がもっとも最適であるという考え方です。

意識的に吸う量を増やし、吐く量を増やすという事は、
本来必要な酸素量とは異なり、過呼吸を引き起こす可能性もあるそうです。

説明されると「なるほど!」と思いますよね。

この呼吸法の良いところは、
息を吐いた後、自分の身体に身を任せるという点が素晴らしいです。

息を吐ききったあと、全てを手放すイメージを持つと、
ゆっくりと酸素が身体にいきわたる感覚を手に入れられます。
その時、「無」になるスイッチがとても入りやすいのです。

(3) 具体的なやり方を解説  

①まず背筋を伸ばして自然な状態を意識します。

②口から息をゆっくり吐きます。
 息を吐く時は、お腹も凹ませて息を吐ききる

③さらに前屈して、息を出し尽くします。
 緊張や悪いもの全てを出し切るつもりで吐き尽くす

④ゆっくりと背筋を起こしながら、元の姿勢に戻る
 この時に何も考えない。息を吸う事も考えない。

この①〜④の流れを3回繰り返します。
この流れの中で、一番重要なのは、④です。

④のところで、吸う呼吸を身体に委ねることが出来れば、
「無」のスイッチが入りやすくなります。

④をやるために、②、③で息を吐き切る事が大事になると言う考え方です。

この方法を使えば、ダンスバトルという興奮渦巻く状況であっても、
瞬間的に「無」の状態になる事ができます。

そして、「無」にさえなれれば、音楽だけを聞く事が可能になり、
集中して踊る事ができるようになるのです。

(4) 実践で使うには訓練が必要

ダンスバトルで使える瞑想方法としてお伝えしましたが、
いきなり最初から上手くいくかというと残念ながら、そうではないです。

やっぱり何度か失敗を積み重ねました。

それほど、ダンスバトルは異常な空間だと言う事です。
結局、場慣れするのが一番であるというような気もしますが・・・

とりあえず、みなさんに少しでも参考になればと
私の失敗を記載させて頂きます。

■会場についた途端に瞑想を始めてしまう
踊りだす2時間くらい前に瞑想し始めてしまっても全く意味がないです。
即効性の高い瞑想なので、自分が踊る直前にやりましょう。

■前の人のムーブが良すぎてテンションがあがると意味がない
直前の人につられると、せっかくの「無」から覚めてしまいます。
他の人の踊りに対して、リアクションをとる事はバトラーの礼儀として
大切だと思っているのですが、自分が踊りだす直前は
しっかりと集中しないといけません。

■「無」になる事を大切にし過ぎて、踊り方を忘れる
「無」になる事が目的になり、ゆっくり踊り過ぎてしまうのは注意。
ゆっくり踊る事も味があっていいような気がしますが、
自分の踊りが出来たかというとそうではないので、失敗と言っていいです。
リラックスした後に
集中して自分の能力を発揮する事が目的なので、
「無」になる事が目的にならないようにしなければなりません。
最終的には踊りに集中する事を忘れないようにしなければなりません。

(5)さいごに

「頭真っ白問題」の解決方法として、
息を吐ききる簡易的な瞑想法をお伝えさせて頂きました。

これは、初心者がダンスバトルに参加する際の、
初歩的なお手伝い程度のものです。
これからダンスバトルに参加しようと思っている方に少しのヒントになればと思っています。

また、「息を吐ききるを3回繰り返すだけ」なので、
ダンスバトルだけでなく、緊張を伴うような場面で活用できますので、
ここまで読んでいただいたあなたにも試して頂けると嬉しいです。

次回は、
「瞑想を続ける先に色々な効果がある」という話をお伝えさせて頂きます。


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