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5日目 自転車ぶっ壊れる


夜中の地震ニュースでびびって寝るん遅なった。

朝起きた瞬間めちゃくちゃ帰りたかった。100キロ以上チャリ乗る気にならん。JR(土佐くろしお鉄道)に電話してたら収納ケースがあれば自転車ごと乗れる言われたので袋売ってる店探した。

探してる時間にホテルの朝食の時間が過ぎてもうて朝飯食えんかった。バレへんし電車乗ったろと思ったけども、やっぱやめた。



高知県(中村 → 入野 → 窪川 → 高知市内)=112キロ


・ど田舎でギアぶっ壊れる 

出発して15キロぐらいの坂道でギア変えたら、バキバキッゆうてギアがねじ曲がってた。素人目でもやばい曲がり方でした。

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30キロ先に自転車屋があったので、ヒッチハイクしてみた。電車には袋がないと乗れなかったのでこれしか解決策は出てきませんでした。近所の洗濯畳んでるお母さんにマジック借りて持ってた白紙に行き先書いた。

1.2時間ぐらい続けてたら、地元のおばちゃんがUターンしてきて乗せてくれました(ヒッチハイクてほんまにできるんや)

窪川駅まで高速のって送ってくれました。自分を拾ってくれたところが地元だったみたい。見知らぬ人にここまでしてくれる人は中々おらんと思う。チャリンコ屋も地元の人に聞いて送ってくれた。

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・チャリンコ直らん問題

街の自転車屋に修理をお願いしたが、どうも直せないらしい。自分がみてもわかるぐらいてこずってた。最近の自転車は直せんっぽい。絶望

電車に乗ると言って切り上げたものの、駅員に分解して輸行バックが必要だと言われた。こんな田舎に売ってるわけがない。

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詰んだ。もう一回ヒッチハイクにかける事にした。

とはいえ雨がポツポツ降ってきたので30分勝負ぐらいシビアやと思った。こんなでかい人間を乗せる事は抵抗あるやろうし、雨濡れたやつなんか尚更である。開始して15分ぐらいで、手をふって通り過ぎた車があった。(日曜に社用車?)と思った。無視されるより嬉しかったし認知されてるんや思いうれしかった。


10分後ぐらいにさっきのを降ってくれた車が近くに止まって「ニイちゃん乗るか?」言うてのしてくれた。高知駅までのしてくれるらしい。

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ずっとアホみたいに仲のいい夫婦やった。手をふってくれた奥さんがのしてあげよって言うてくれたらしい。ニコニコしてお辞儀しといてまじで良かった。高知市の近くで遺跡の発掘?をしてる社長の人らしい。まじで運が良かった。高知の自転車屋まで送ってもらえた。今までのチャリンコとは進む速さが違った(こちらも高速)し車にのって移動してしまってるが(チャリンコで四国一周)そんなん電車で妥協するより全然良かったと思う。修理で8000円かかったけどそれ以上のリターンを体験できたと思う。

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最後に

これは乗せてもらった側の人間が言うことではないと思うが、思ったことを書いてみる。

ヒッチハイクで乗せてくれた人、3日目のチャリ屋のおっちゃん、自分は何もしてないが(むしろしてもらった)みんな嬉しそうだった。他にも何か与えてくれる人が嬉しそうにしているのはよく考えてみると不合理である。見方を変えれば損をしているとも見れる(お金とか時間を)。

ただ間違いなく嬉しそうにしていた(何度も言うが、与えてもらった側の人間が言うことではない)と感じたので与える幸せは存在するんだと感じました。だからヒッチハイクは存在し続けるんだと思いました。



だんだんと終わりが見えてきました。ただ今日のように悪いと思ってたことがいい方向に反転することがある。と言うことは逆も然りで油断はできません。思ったより過酷なので明日も1からチャリを漕ぎます。

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