ぷーだい

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陰と陽

『三連休作れるけどどうする?』 先輩からそう聞かれた時、 『そうだ!京都行こう!』と思い、急いでじゃらんで宿を確保した。 職場の先輩たちからは、 「生八つ橋よろしく!」 「俺は茶団子で」 と、当然のごとくお土産を頼まれたので、スマホのメモに名前とみやげのリストを作り、旅の用意を済ませた。 出発当日は4時には起き、部屋にあるゴミ類は全て捨て、始発の新幹線に乗り、京都へ向かった。(もちろん1人) 車窓から流れる景色を2時間ほどずっと眺めていたため、少し首が痛くなりなが

    • 僕と自転車とアイドルと、

      “すべて達成できた!”・いい自転車を買う ・乃木坂46のライブに行く これが、僕の達成したかったことだ。  中高6年間、僕はmiyataのゴムチェーンの“銀チャリ“で通学していた。値段は確か5万円くらいだったと思う。  中学の通学は自転車通学が当たり前で、自転車が僕の足代わりだった。  高校へ入学してもそれは変わらず、同じ中学から一緒に進学した友人も最初は自転車通学だった。  しかし、原付での通学が許されていたため、一緒に通学していた友人は次々と原付の免許を取り、自転車

      • 好きなタイプから「優しい」が消えた

        「どんな人が好きなの?」 「好きなタイプは?」  このような会話は仲間内で幾度となくされるだろう。「明るい」「清楚」「聞き上手」等々様々だろう。    その中でも「優しい」というのは外せないピースのひとつになっていると思う。  高校生の頃「どんな人が好きなの?」と友人から聞かれた際に僕は、 ・家庭的 ・賢い ・乃木坂46にいそうな感じの人  記憶の限りではこのような感じだったはず…友人からは「理想が無駄に高い」「そんな人いない」と、正論のオンパレードであった。  当時高

        • 帰省

           久々に帰省してみると、変わっていることの方が多い。  祖父母は小さくなり、見慣れた建物が無くなり、通っていた中学校は改築されており、自分が今まで見てきた風景が幻だったかのような錯覚に陥る。  それでも変わらないももちろんある  関東の快晴の空とは打って変わって、鈍色の雲が空を覆っていて、自分の部屋のモノの配置は何ひとつ変わっていなくて、リビングのテレビの録画リストには、未だに2016年2月に録画されたMステが残っているのだ。  「帰って来れる場所がある」ということの有り