「筋肉もくもく会」という狂気のイベントを行いました。
ミートアップ型のトレーニング「バディトレ」を運営しているふんどし部代表・星野雄三と申します。
このnoteでは、フィットネス業界での駆け出しであり、一経営者としての雑感や失敗談を、率直に書き綴っていこうと思います。
今日は「筋肉もくもく会」という狂気に満ちたイベントについてご報告したいと思います。
https://muscle-engineer.connpass.com/event/121736/
こんなよくわからないイベントに30人近くも集まってしまいました。
筋肉業界において、これほど狂気に満ちたイベントはない、ということを自信を持ってお伝えします。
そういえば、「狂気」といえば、「狂気の男 合戸孝二」が筋肉業界(主にボディビルディング)で有名ですね。
一般的には誰にも共感されないのですが、彼は筋トレのしすぎで失明しております。
スロバキアの世界大会に出場していた合戸孝二さんは、大会中に左目の異常に気づきます。
この時はTVの砂嵐のような、ザーっとした感じで、かすんで見えない状態だったそうです。
帰国後、診察の結果は失明寸前の眼底出血を起こしていたそうです!
視力回復のためにはステロイド薬の投与が必要とされましたが、
ボディビルの世界では、ステロイドは抜き打ちドーピングで引っかかる可能性がある。
とのことで、合田孝二さんのポリシーである「ナチュラルビルダー」を維持するために、
医者の忠告も聞かずに、3日で治療を辞め、片目を失明させてしまったのです。
https://matome.naver.jp/odai/2152543013180605901
さて、今回の会で実感したことが。
今回のお客様はいわゆるエンジニア。
エンジニア、と聞くと、ガリガリ、もしくはデブであることをイメージされる方がいるかもしれません。
実は、エンジニアこそ筋トレに相性が良い人種なのです。
そもそもプログラミング言語というのは、
・入力結果が正確に出力される
という構造なのですが、筋トレもまったく似たような構造です。
よく「筋肉は裏切らない」と言いますが、筋トレの内容を、筋肉はかなり正確に反映するのです。
・筋肉に高い力積を与える→筋肉にダメージが与える。→筋肉量が変化する。
このプロセスをどれだけどのようにこなしたかが、もちろん一定の変化因子(休養と栄養)に左右はされますが、出力結果にみごとに反映されます。
なので、筋トレにハマると大変。
人間、入力するとしっかり出力されるものに弱い。さらに、ソシャゲのガチャガチャと違って、筋トレに運要素はない。すると、ある種ゲーム的に皆追い込み始めるので、
「健康に良いから筋トレ」
みたいな生易しい世界観ではなく、
「いかに人生をかけてバルクを上げるか」
という次元の戦いになってきます。ボディビルティングにはまる人たちはこうして生まれるんですね。
だから筋トレにエンジニアがハマると結構な確率で、生活の全てを犠牲にして、筋トレと仕事に打ち込む、みたいな現象が現れます。
ここではそういった方を「筋肉エンジニア」と呼ぶことにします。
さて、今回は「筋肉エンジニア」をひとりでも増やす使命のもと、
筋肉もくもく会と称して
25分間:開発
5分間:筋トレ
というルーティンを14−17時まで繰り返しました。
この時間設定は、ポモドーロ・テクニックとも言います。ポモドーロ・テクニックは、短時間の集中作業を繰り返すことで、仕事を成し遂げるテクニックを指します。
https://www.lifehacker.jp/2014/07/140714pomodoro.html
普通、ポモドーロテクニックは上記の通り集中ができる、だけですが、筋肉ポモドーロ・テクニック(今名付けました)は
・開発に集中できる
・一気に代謝が上がり、参加者との距離感が縮まる。
・筋肥大も起きる。
・テストステロンも分泌される。
・つまりは多幸感が上昇する。
と仕事も人生も全てうまくいく!という魔法のメソッドなのです。
それが筋肉もくもく会。
開催日は3/2でしたが、早速トゥギャッターにまとめられてました。
https://togetter.com/li/1324700
ツイッターでいくつかリプがあったので、一部を紹介いたします。
「負け犬です!」と言わないと抜けられるシステム。筋トレは精神力のトレーニングだということを皆が肉体でわかることのできるシステム。
そして、全員が「マッソー!」と言いながら、プッシュアップ’する地獄絵図。いや、天国絵図。
地震も建物におきました。
最後に、たった500フォロワー程度しかいない僕ですが、「筋肉の少しバズった感のあるツイートを紹介します。
バルクのある男やボディビルディングの動画を見たりすると確かにモチベーションは上がる。
やはり僕の使命は、人の筋肉の量を最大化すること。ベンサムが述べていた、「最大筋量の最大幸福」を大事にしている、ということです。
なお、事後アンケートとして、「また来たいか?」という質問に対しては26/26人が来たい、ということで満足度100パーセントの狂気に満ちたイベントでした。
皆アホだなぁ。
でも、少しだけまじめな話。
人生100年時代に、所属組織や言語を変えながら、ときには寝食を忘れて(ほどほどに!)熱中してコードと格闘するエンジニアのみなさん。
一番基本となるハードウェアは、あなたの身体です!
でも、必要にせまられて運動するんじゃ楽しくない。
そういうわけで、勉強会のように、同じ空間で鍛える。いかがでしょうか。
少しでも皆さまのお役にたてれば何よりです。
我々全員がそれぞれの世界において、「狂気の男」と称されるように今日も仕事を、筋トレを、頑張っていきましょう。
次回の開催の際は告知しますね!
マッソー!
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