わたしの空の下ごはん
トライアスロンをはじめて20年近くになり、空の下でごはんを食べる機会が多くあります。練習や、レース、山登りで。
海外ではレトルトのご飯を持っていって、朝3時に起き1口で食べられる小さなおにぎりをいくつも作ります。
自転車は180km、長い時間乗るので自転車を漕ぎながら補給します。自転車におにぎりや、エネルギージェルを積みます。なるべく自分の好きなもの、食べられるもの、楽しいもの。羽田空港で買う虎屋の一口羊羹がお気に入りでした。
雨が降って濡れてぐちゃぐちゃになったおにぎりを食べたこともありました。寒い日は、ポットにおでんを入れて持っていきました。
曇っていても、暑くっても、どんな空の下でも、快適な温度の部屋でなく外の空気の中で食べるご飯はどんな高級レストランより美味しいです。
絶品 空の下ごはん
11人の漫画家が、「キャンプご飯」をテーマに描いたアンソロジー。アウトドア料理家小雀陣二さん監修の料理レシピ付きです。
家族のため、失恋した友だちのため、誰かを想って作って食べる幸せがたくさんで11つの「おいしい顔」がどれも素敵です。
どこかにキャンプや、登山にでかけるだけでなく実は、どこでも「空の下」になるんです。
お庭や、ベランダで。
お部屋の中での「おうちキャンプ」
別荘のテラスで、空の下ごはんを楽しみました。
りんごと豆乳のパンプティング
キャンプの帰りのきいちゃんが、月を見上げて一緒に暮らしている桜子と見たいな、と家に戻ってくると桜子は、仕事が繁忙期で疲れてます。きいちゃんが、「桜子が元気になるもの」とりんごをバターで炒めて砂糖、レーズン、ラム酒を加え、スキレットでパンプティングを作ります。「寒いからいいんだよ」とベランダキャンプで、ふたりでお月見をします。
桜子のおいしい顔と、それを見つめているきいちゃんの顔が好き。おいしい顔は、人をしあわせにします。
ほんのり甘く、熱々はやさしく元気がでます。
ツナと実山椒のパスタ
退職して引きこもっているという元同僚を元気づけようと訪ねると、元同僚はおうちキャンプで楽しんでいました。ダッチオーブンで作ったパスタだったけど、フライパンでやりました。ぴりっとした実山椒が効いてて絶品でした。
魯肉飯
ひとりになりたいから、ソロ。ひとりで全部できるからソロ。ひとりでやりたいからソロ。そんなソロ女子も五香粉の香りに集まってきます。おいしいお料理は出会いにもなります。甘辛いタレと五香粉のさわやかな香りがおいしい顔をたくさんつくります。ソロもいいけど、おいしいものを誰かと、「おいしいね」と言い合って食べるのもいいなと思いました。美味しかったです。
焼きソーセージのサルサソースのせ
ソロキャンプデビュー由美のお料理。ぴりっとしたサルサソースのお野菜がシャキシャキして熱々のソーセージとの組み合わせがいい。美味しかったです。由美も富士山を見ていたけど、わたしも夕日と富士山を見ながら食べました。ワイングラスの中に富士山が入って、逆さ富士。しあわせな時間を過ごせました。ありがとうございました。
朝の空気の中でのパンプティング。パスタはランチに食べましたが、11月の終わりだというのに日差しが強く、眩しく帽子をかぶりサングラスをかけて食べました。夕日を見ながらのディナーは、寒くなりティピに火を入れました。
日差しが強くても、寒くても、空の下でたべるごはんは、おいしいです。
「絶品 空の下ごはん」のレシピはどれも簡単です。部屋から一歩踏み出すことを教えてくれました。
外に出る、ということは大切なことだと思いました。
ありがとうございました。