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公開から60年『何がジェーンに起ったか?』人気子役が醜い老女へ 狂って障害者虐待せつないラスト


#映画感想文

何がジェーンに起ったか?




WHAT EVER HAPPENED TO BABY JANE?





ワーナーブラザース





セブン・アーツ






配給

ワーナーブラザース











 ベティ・デイヴィス



 ジョーン・クロフォード








 ヴィクター・ブオノ



 アンナ・リー



 メイディ・ノーマン



 マージョリー・ベネット



 ウェズリー・アディ



バート・フリード

















原作

ヘンリー・ファレル




音楽

フランク・デ・ヴォール




撮影

アーネスト・ホーラー




脚本

ルーカス・ヘラー




製作総指揮

ケネス・ハイマン




製作

ロバート・アルドリッチ




監督   

ロバート・アルドリッチ









1917年、子役のジェーン・ハドソンは「ベイビー・ジェーン」として大人気を博していた。

ハドソン家の大黒柱として支え、父に寵愛を受けていた。

姉のブランチ・ハドソンは冷たくあしらわれていた。





1935年、ブランチは名女優として人気を博す一方、

ジェーンは大根女優でプライドが高く態度も悪く、撮影所はクビにしたかったが、

ブランチが姉妹ともに契約を求めていてクビにできなかった。





ブランチは大人気で豪邸を購入した。

ある夜、車の事故でブランチは車いす生活になる重体、ジェーンは遠く離れたところで見つかった。





1962年、豪邸の2階にブランチは住まわされ、ジェーンが面倒をみていた。

一切、外には出さされなかった。

テレビ名画座で人気が復活したブランチへのファンからの手紙も封を開けられブランチには渡されなかった。




ジェーンは容姿も醜くなりアル中で精神異常になりつつあった。

ジェーンはブランチを痛めつけるようになる。

ブランチの食事にはペットの小鳥や屋根裏のネズミを出すようになるジェーン。



豪邸は自分の子役時代の金で買ったと言い出し、ブランチのサインを完全にマスターしブランチの預金を下ろすようになる。

ジェーンは子役時代のショーの再現を目論む。














水野晴郎がロバート・アルドリッチ監督、ベティ・デイヴィス主演『ふるえて眠れ』を傑作と言っていて、感動のラストだったので

同じくロバート・アルドリッチ監督、ベティ・デイヴィス主演ということで名画座で鑑賞。





気持ち悪い醜悪な老女、ベティ・デイヴィス。

本当に醜く精神異常に見える。

ますますおかしくなっていく。







虐待される身体障害者のジョーン・クロフォードがかわいそうないい人に見える。

実際は違うという。





ジェーンに雇われたパッとしない音楽家エドウィン(ヴィクター・ブオノ)がかつて発売されていたジェーン人形を雑に扱いジェーン驚愕。

ジェーンの凶行もバレてしまって笑ってしまう。





感動のせつないラスト。

しかし、人に勧めにくい『何がジェーンに起ったか?』。

人に勧めるなら『ふるえて眠れ』になる。




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