日本の国家安全保障2000年代 157
第3章 東アジア各国の戦力 ロシア
2000年代 2
キーロフ級原子力巡洋艦
は
満載排水量24690トン、
原子力蒸気タービン推進、
兵装は
SA-N-20艦対空ミサイル
96発
SA-N-9短距離艦対空ミサイル
16発
SA-N-4短距離艦対空ミサイル連装発射機
2基
SS-N-19艦対艦ミサイル
20発
CADS-N-1近接防御システム
6基
RBU1000 6連装対潜ロケット発射機
2基、
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機
1基
533mm5連装魚雷発射管
2基
である。
艦載航空機
は
カモフKa-27ヘリコプター
3機
である。
スラヴァ級艦隊防空ミサイル巡洋艦
は
1番艦が1982年に就役し、
太平洋艦隊には、
011「ワリヤーグ」
が
配備されている。
スラヴァ級艦隊防空ミサイル巡洋艦
は
満載排水量11490トン、
ガス・タービン推進、
兵装は
130mm連装砲
2門
SA-N-6艦対空ミサイル
64発
SA-N-4短距離艦対空ミサイル
4発
SS-N-12艦対艦ミサイル
16発
30mm近接防御武器システム
6基
533mm5連装魚雷発射管
2基
12連装対潜ロケット発射機
2基
搭載航空機
は
カモフKa-50ヘリコプター(NATOコード:へリックス)
で、
対空戦能力とともに、対艦戦能力が非常に重視されている。
ソブレメンヌイ級艦隊防空ミサイル駆逐艦
は
1番艦が1980年に就役し、
18隻が就役したが、
12隻が退役した。
満載排水量8067トン
蒸気タービン推進
兵装は
130mm連装砲
2門
SA-7艦対空ミサイル単装発射機
2基
または
SA-N-12艦対艦ミサイル単装発射機
2基
SS-N-22艦対艦ミサイル
8発
30mm近接防御武器システム
4基
533mm5連装魚雷発射管
2基
搭載航空機
は
カモフKa-27ヘリコプター
1機
である。
SS-N-22艦対艦ミサイル(NATOコード:サンバーン)
は、
マッハ2のスピードで巡航し、
迎撃されにくいよう
超低空をS字状に飛行するもので、
西側諸国の最新鋭迎撃システム
でも
迎撃困難である。
ウダロイ級駆逐艦
は、
1980年に1番艦が就役し、
13隻が就役したが、
現役は8隻であり、
そのうち半数が太平洋艦隊の所属である。
満載排水量8500トン、
ガス・タービン推進、
兵装は
100mm単装砲
2門、
SS-N-12艦対潜ロケット
16発
SA-N-9短距離艦対空ミサイル
64発、
30mm近接防御武器システム
4基
12連装対潜ロケット発射機
2基
533mm4連装魚雷発射管
2基
搭載航空機
は
Ka-27ヘリコプター
2機
である。
対潜戦に重きを置いた艦で、個艦防空に非常に力が注がれている。
カシン級駆逐艦
は
満載排水量4826トン、
ガス・タービン推進、
兵装は
SA-N-1艦対空ミサイル連装発射機
2基
SS-N-25艦対艦ミサイル4連装発射機
2基
76mm連装砲
1基、
RBU6000 12連装対潜ロケット発射機
2基
533mm5連装魚雷発射管
1基
搭載航空機は無い。
20隻が建造された。