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放送から40年『火曜サスペンス劇場 少年は見ていた』横浜で一家惨殺ピンクレディーが子供を轢き殺す超大作カースタントサスペンス隆慶一郎


#文学フリマ

火曜サスペンス劇場


少年は見ていた





1983年11月放送














市毛良枝
















佐藤慶










山越正樹




柳川慶子












木村元





貞水敏






諸角憲一






藤原啓司










和田泰典





加島潤









倉田保昭









MIE
















企画

小坂敬

山本時雄





プロデューサー

嶋村正敏

高橋信仁







原案

池田一朗





脚本

池田一朗






現像

東洋現像所





カーアクション

高橋政生 

スタントグループⅤ








音楽協力

日本テレビ音楽






テーマ曲

岩崎宏美








監督

出目昌伸







製作

日本テレビ

松竹株式会社






















自動車整備工場を経営する森谷五郎(佐藤慶)は家族を横浜港にドライブに連れて行く。



森谷五郎は不倫をしていた。


妻・森谷しげ子(柳川慶子)は不倫のことに言及する。





森谷五郎一家の日産セドリック330後期型は暴走族に襲撃される。




森谷五郎は日産セドリック330後期型のスピードを上げ、暴走族を振り切ろうとする。





森谷五郎は日産セドリック330後期型の運転席の窓だけ開ける。



そして森谷五郎一家を乗せた日産セドリック330後期型は海に転落する。





森谷五郎の妻・森谷しげ子、娘の姉妹・森谷洋子、森谷亜希子は水死、

息子・森谷健(山越正樹)は助かるが失語症になる。






息子の森谷健は何か言いたそうに森谷五郎を見つめる。








森谷五郎は、暴走族の山口あけみ(MIE)と不倫していた。



森谷五郎、山口あけみは、暴走族の兄・山口伸(藤原啓司)と共謀、森谷の妻、娘を殺した。






森谷五郎は、暴走族・山口あけみと兄・山口伸に自分の車・日産セドリック330後期型を襲撃させる。

森谷五郎は暴走族から逃げるため日産セドリック330後期型のスピードを出して海に転落したという名目の自動車転落事故を自作自演し家族を殺し、保険金で山口あけみとともに海外で暮らす予定だった。



しかし息子の森谷健は生き残ってしまう。






速水ひな子(市毛良枝)は死産していて、子供が欲しかった。



速水ひな子は森谷健と知り合い仲良くなる。







山口あけみは森谷健が生きていることが疎ましい。



山口あけみは森谷五郎に森谷健殺害を主張する。





山口あけみに急かされた森谷五郎は森谷健殺害を決意する。



森谷五郎と山口あけみは、山口伸に森谷健殺害を依頼する。




山口伸は森谷健を誘拐殺人しようとする。



山口伸たち暴走族はバイクとケンメリC110日産スカイラインHTで森谷健の乗るタクシーを尾行する。




森谷健がタクシーから降りると、山口伸たち暴走族は森谷健を襲う。





山口伸たちがタクシーを蹴ったことでタクシー運転手が激怒、

タクシー運転手が誘拐事件発生と警察に通報する。




誘拐現場に神奈川県警のパトカーが到着。

神奈川県警のパトカーは山口伸の乗るケンメリC110日産スカイラインHTとバイクの追跡を開始。




パトカーに追跡される山口伸たち暴走族。




暴走族の前にトヨタ・セリカが現れる。


バイクはトヨタ・セリカを飛び越え転倒、暴走族死亡。



山口伸のケンメリC110日産スカイラインHTはトヨタ・セリカと激突、横転。



山口伸は死亡する。





山口伸が死んで半狂乱になる山口あけみ。






山口あけみ



「健のせいでお兄ちゃんが死んだ!」



号泣しながら叫ぶ。




山口あけみ



「健のせいだ!」

「お兄ちゃんは人間かどうかわからないくらいグチャグチャに潰れて死んだのに健は生きてる!」



号泣しながら叫ぶ。






山口あけみは

「健を殺してよ!」



森谷五郎



号泣しながら叫ぶ。








森谷五郎は自分で森谷健を殺すことを決意する。







森谷健は失語症ではなかった。



森谷健は森谷五郎の犯罪を隠すため失語症を装っていた。




森谷健は父・森谷五郎を守りたかった。





森谷五郎は森谷健の失語症の真相を知る。



森谷健の健気さを知り殺すことができなくなる森谷五郎。









山口あけみは森谷五郎に森谷健殺害をけしかける。



山口あけみは山口伸の復讐を訴え、森谷健殺害を強硬に主張する。





森谷五郎が森谷健殺害に躊躇したため、山口あけみは自分で森谷健を殺害することにする。




森谷健を車で轢き殺すため、山口あけみは愛車810日産ブルーバードG6に乗ろうとする。





森谷五郎



「自分が運転する。」



山口あけみに言うが、

山口あけみは森谷五郎を信用しない。






山口あけみは愛車810日産ブルーバードG6に乗る。





森谷五郎



「自分も行く。」

と言い

810日産ブルーバードG6の助手席に座る。







1995年ごろに読売テレビ傑作サスペンス劇場で観る。


カースタントの多い作品である。





前半では日産セドリック330後期型が海に転落。



しかし、海に転落したのはに日産セドリック330後期型ではなく、日産グロリア330前期型だった。


海に転落するシーンの直前に日産セドリック330後期型から日産グロリア330前期型に代わった。






中盤では少年を轢き殺そうとする暴走族の日産スカイライン(ケンメリ後期型)が横転(縦ロール)。


さらに暴走族のバイクもクラッシュ。


暴走族、全員死亡。





ラスト、MIEの運転する810日産ブルーバードG6が横転炎上。

車のナンバーは全部、横浜ナンバーである。




ロケ地は横浜港、横浜市の港北、本牧など。




元ピンクレディーMIEが暴走族で、子供を殺したい極悪非道クソ女を演じる。

子供を車で轢き殺そうとするクズのピンクレディー。




妻と子供を殺し、保険金で暴走族の女と海外で暮らすことを夢見るクズ親父・佐藤慶。

女に子供を殺せと言われ子供を殺そうとするクソジジイ佐藤慶。

土壇場で子供を殺せなくなる情けない佐藤慶。




池田一朗(隆慶一郎)は天才である。

子供がメインで出てくるとあざとくなりしらけることがあるが、池田一朗は子供を出しても大人をしらけさせない。

健気な子供、兄が死んで子供を逆恨みするクズ女の言動に心が痛くなる。





出目昌伸はラストに炎上持ってくるのが好きである。


『横溝正史シリーズ 三つ首塔』のラストでも塔が炎上、倒壊する。




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