日本の国家安全保障2000年代 102
第1章 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍(現・インド太平洋軍)
2000年代 3
合衆国陸軍第1特殊部隊作戦分遣隊D(デルタ・フォース)
は
1977年11月に創設、1980年10月に正式発足した。
1970年代、
各国国内では
共産党の関係者・共産党の出身者
や
左翼過激派
など
左翼勢力
が
航空機ハイジャック、
政治家・経営者の誘拐人質事件、
無差別爆弾テロ、
殺人・拉致人質事件をともなうデモ・暴動
を
多発させ、
国際社会
では
日本赤軍、
西ドイツ赤軍派、
イタリア赤い旅団、
フランス直接行動
ベルギー戦う共産主義者細胞
など
左翼国際テロリスト
と
パレスチナ解放人民戦線PFLP、
パレスチナ解放人民戦線総司令部派PFLP-GC
など
社会主義パレスチナ・ゲリラ
が
共闘
し
航空機ハイジャック、
大使館・領事館人質占拠事件、
政治家・経営者誘拐事件、
無差別爆弾テロ
など
国際テロリズムを多発させた。
アメリカでも対テロ戦の重要性が認識された。
合衆国陸軍第1特殊部隊作戦分遣隊D(デルタ・フォース)
は
対テロ戦、
対ゲリラ戦、
人質救出作戦、
捕虜救出作戦、
敵重要防護施設の破壊、
要人警護、
国外での情報収集、
直接行動(敵要人の暗殺、敵要人を拉致し尋問で情報収集)
が
主な任務である。
合衆国陸軍第1特殊部隊作戦分遣隊D(デルタ・フォース)
は
第75レンジャー連隊の在籍隊員や一般部隊のレンジャー資格保有者
などの
志願者から選び抜かれた
400人の部隊
である。
合衆国陸軍第1特殊部隊作戦分遣隊D(デルタ・フォース)
は、
1980年
の
イラン大使館人質占拠事件人質救出イーグル・クロー作戦、
1982年
に
イタリア左翼テロリスト赤い旅団による合衆国陸軍の准将誘拐人質事件、
1985年
に
イスラム聖戦によるTWAトランス・ワールド航空ハイジャック事件、
パレスチナ解放人民戦線総司令派PFLP-GCから分派したパレスチナ解放戦線PLFによるアキレ・ラウロ号シー・ジャック事件、
1989年
に
パナマ侵攻ジャスト・コーズ作戦におけるノリエガ将軍身柄拘束、
1993年
に
ソマリアでの国連平和維持活動UNOSOMⅡにおけるアイディード将軍派幹部捕獲、
などで出動している。
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