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京都市京セラ美術館リニューアルオープン 杉本博司 瑠璃の浄土展に行ってきた。(dp Quattro欲しいっ!)

 というわけで、タイトルからすると、リニューアルオープンした京セラ美術館で行われている杉本博司さんの「瑠璃の浄土」の感想なり、批評なりするような感じも出ているかもしれませんが、一美大生の分際でそのようなことをするのは誠に分不相応なわけで、今回はしません。
 その代わりと言っては、今度は京セラさんやSIGMAさんに失礼ですけれども、2020年に新しくなった京セラ美術館に行ってみた感想を、その写真数枚とともに少ししゃべった上で、#カメラのたのしみ方 というハッシュタグをつけsigmaさんのプレゼント企画に参加し、あわよくばdp Quattroをゲッチュしようという作戦なわけです。
 とまあ前置きはここまでにして、以下リニューアルオープンした旧京都市美術館・現京都市京セラ美術館の感想です。

 コロナウイルスが一旦落ち着いたかなと言った感じの今日この頃。京セラ美術館は予約制を導入し、人数を絞っての展示をしておりました。かくいう私もオンラインで予約して、「瑠璃の浄土」に行ってまいりました。
 当日は雨が降ったり止んだりしていて、むしろそのおかげで、別館のガラスが綺麗でした。ソールライターも言ってますが、雨に濡れたガラスって、それだけでチート的に綺麗っていう小並感です。

 下の写真は旧館の方ですが、少したわんだガラスから入った曇りの日の光が細かいタイルでディフューズされて、どこまでも優しい印象となっています。

 そして面白いのが新館の大きなガラスも、少したわんでいるということ。

 上の写真からお分りいただけるかは定かでありませんが、確実にたわんでいます。なんかこうゆらゆらと。
 故意なのか、それとも技術的な必然なのかは分りませんが、おもいしろいです(美大の課題でこういう小並感を言ったらコテンパンにやられますよ。でも、これはnoteですから大丈夫っ)。

 こちらは本館の「光の広間」という場所です。昔は多分天井なかったのですが、今はガラスが貼られて、作品も展示できるようになっておりました。当時はこの広間は空っぽで、ここを囲むように展示スペースがありました。つまりここが自然光の取り入れ口として、実利的に機能していたわけですが、今は機能が転向されていました。

 ここは常設展、前述の広場と新館の特別展などの分岐点です。ここは新館ではなく、旧館の改装だと思うのですが、壁や手すり、階段に関してはすべて新調されているようでした。
 螺旋階段も写真映えが最高です。右の方を指差す学芸員(?)さんと螺旋階段の先のお姉さんに関しても、なんか、空間自体のそれが良いからか、自然と良い配置に収束してる感じがします。

 これは旧館の旧チケット売り場を少し入ったところ。天井の写真を撮る人がいます。改装前もきたことがあります私には、真っ白で綺麗な壁が、むしろシュールにも思えて仕方ありません。

 これは多分常設なのであろう、杉本さんの作品です(間違っていたらすみません)。作品についての詳しいお話はしません——というよりしたら怒られます。とりま自然光がプリズムで云々かんぬんと言ったやつです。特別展のチケット売り場の前の広場にあって、ここはガラスの茶室もある裏庭に面しています。
 この写真にもカメラを持っている人が写っていますが、最近の流行りに習って、今回の「瑠璃の浄土」も三十三間堂の千体千手観音立像の写真の部屋を除き、写真撮影ができました。まあ私は普段から展示の撮影はしない主義ですが、ライカを持っている人とかもいて、シャッター音の静かさに、いろんな意味で感動しました。シグマのでかいレンズを持っている人もいて、いい意味で威圧感ありました。ああこわかった。でもうらやましい。ほんと欲しい! シグマさん、私はどこまでも媚びる所存でございます。

 というわけで、今回は大口径プラナーの開放くらいゆるゆるっとした文章で、シグマのようなキレやオチも特になくて、ほんとうにすみません。何も勉強になることはなかったと思いますが、この美麗な美術館に行ってみたという感動を、少しでも皆さんと共有できたらよいなと思い、突貫で書いてしまいました。読んでくれてありがとうございました。
 小学生は無料なので、小学生の皆さんや小学生の身内のいる皆さんはぜひ行ってみてください。それではっ。

P.S. ついでに行ってきた平安神宮で撮った花菖蒲(はなしょうぶ)です。使用レンズは京セラ——大事なのでもう一度言いますね、京都セラミックスとツァイスのプラナー 85ミリ F1.4 / Planar 85mm f1.4です。京セラ美術館を京セラのレンズを持って回ってきたっていう、オヤジギャグみたいな何かでした。

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お読みいただきありがとうございます。京都市立芸術大学の修士課程に在学しデザインや写真の研究・制作をしながら、写真論や写真史の研究をしています。制作や研究をサポートしていただけると幸いです。