25歳だけど余生な気がする
大学を卒業して約2年が経った。社会人としてももうすぐ丸2年になる。
20代も真ん中で、さあこれから、とでもいうべき頃なのだろうか。
だけれども自分の中では全くそんな気はしていない。
むしろもう割と頑張りきったな、もう10代に頃のように無理はしないで余生を過ごしたい、という気持ちの方が強い。
自分には「20歳になるまでに人生やめてしまいたい」といううっすらとした願望が幼い頃からあった。
それはたぶん周りの大人を見て、「子どもよりも楽しくなさそうだな、大人になんかなりたくないな」と感じた経験があったからだと思う。
大人になるくらいなら人生やめてしまった方がマシだ、そう思っている変な小学生だった。
それから時は経ち、大学生、二十歳。
小学生の頃に感じたあの気持ちは覚えていたわけではないけど、図らずとも思い出すことになる。
重い鬱状態になり、大学に通えなくなり、毎日死にたいと思いながら死んだように過ごしていた。この時。小学生の頃に感じたあのことを思い出す。
「ああ、もう自分死ぬはずの歳じゃん」そう思ったことは覚えている。
まあ結局死ななかったからこの文章を書いているのだけれど。
しかし、その時はあくまで肉体が死ななかっただけで、心は一度死んでいる、というのが僕の実感だ。
自殺を実行する勇気はなかったけれど、心はもうそこで1度死んでいた。
それが今、自分は余生を過ごしていると感じている理由だ。
もう1度死んでいて、たまたま自殺を踏みとどまったから生きているだけ。別に好きに生きれば良い。人に迷惑かけなければ何やっても良い。
無理に頑張る必要なんて1ミリもない。やりたいことだけやれば良い。
やりたくないことは辞めれば良い。他人との比較もいらない。
成功とか、安定とか、そういうものもいらない。
そう思って生きているんだけれど、気がつくと「真面目にちゃんと」生きてしまっている自分がいる。だからこうやってたまに思い出す作業が必要になってくる。
明日からももっと適当に生きるぞー。