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【お気に入りの本の紹介】短歌を作ってみたいかもと思ったときにやってみるより先に作り方の本を探してしまうのが私

今日はお気に入りの本の紹介。私は歌人の穂村弘さんが大好きです。ほかには東直子さんや笹井宏之さんも好き。そう、短歌を眺めるのが好きなんです。

時期によってブームがあってブワ〜っとあれこれ歌集を読みます。私の中では読むというか、浴びるというイメージ。

そして短歌を浴びると誰しも一度は思うのが、

自分も作ってみたいかも

ですよね。というわけで作ってみたくなったときに何か参考になる本はないかしらと探してみつけたのがこちら

『天才による凡人のための短歌教室』

木下龍也さんという歌人の方が書かれた本です。この歌人さん、私の友だちの間でとっても人気で私もよく作品を目にしています。

私たちのあいだでとにかく話題になったのが、この亡くなった飼い犬をテーマによまれた短歌。ペットを飼ったことがない私でも想像しただけで涙ぐんでしまいます。だもんだから、ペットを、犬を、飼っていた人にはもう、もう………

そんな木下さんによる短歌の作り方指南本です。
「作歌を日課に」「歌人と名乗れ」などの心構えから、「助詞を抜くな」「定型を守れ」というテクニック、「きらきらひかるな」なんてアドバイスまで。

その中の「一首で遊び倒せ」の項目がとても面白いんです。「推敲してよりよくしていきましょう」という内容ですが、第一稿から言葉や語順を変えて短歌がブラッシュアップされていく様子を見せてくれています。すごい。おもしろい。こんなにいろんなことができるんだ。めちゃめちゃやってみたくなります。

めちゃめちゃやってみたくなるけど……………まだ作ってみたことはありません。この本を買ったのも、もう…2年くらい経つかな………?!
作ってみようとノートを開くところまでは何度かいってるけど。いや〜〜〜〜なんか、まだ私にとって日常じゃないんですよね。特別な芸術。なんてことない日常が特別な芸術になっちゃうっていうすごさに、まだクラクラしているところ。

私ももっともっと好きな歌人さんの短歌をたくさん読んでインストールしてちゃんと出力してみたいです。思ってはいる。
リズムがあるものだから、音の数とか響きの面白さを意識して過ごすところから始まるものだよなぁ。
生活が楽しくなっちゃいそうだ。こっそり始めたいですね。

そしてこの本、装丁がキラキラでかわいい。

私の写真では分かりにくいでしょうが、キラキラなんです

ナナロク社さんのご本はどれも特別な感じがして素敵です。本棚で背表紙がキラキラしてるから、つい手にとって眺めちゃう。もう一冊手元にナナロク社さんの素敵な本があるので、今度はそれも紹介したいな。もう一度読み直してみよ〜

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