確実に失敗しないためのモノづくりのコツ
こんにちは、大日禰宜です。この記事では私の経験上の『一個人の感想』を書きます。主観的な考えが多分に含まれたり、もしかしたら車輪の再発明のような記事である可能性があります。ご了承下さい。
モノづくりの共通点
私は普段、主に音楽制作、イラスト制作、3Dモデリングなどの事をやっています。それらの制作手順等を顧みた時に、ある共通点が浮かびました。それは『ざっくり全体を作った後に細部を作り込む』という事です。当然と言えば当然ですが、重要な事だと思います。一方、意外に出来ていない人が多いとも感じています。
私の場合ですが、音楽制作はコード進行から考えます。イラストを描く時はざっくりと構図を考えてから描きます。3Dモデリングは作りたい物に近い形を考えるところから始めます。他にも、文章を書く際などもざっくりと構成を考えてから書くのがベターとされていると思います。
上手さと下手さ
物を上手く作る時『ざっくり全体を作った後に細部を作り込む』という手順を踏まえるというのは重要かもしれません。何故ならば、細かいところから先に作ると『全体としてのバランスが崩れて上手く作れない可能性があるから』です。
細部から全体に向かって作る事を考えてみると面白い共通点が見えます。私自身の経験上ですが、下手なモノしか作れない時、大抵細かいところから作っています。
例えば、イラストを描く際に目から描いていた時期もありますが、私の場合は大して上手く描けた記憶がないです。
音楽では、コード進行を意識していない時もありましたが、コード進行を意識する時の方が比較的ちゃんとした曲になっています。それと構成楽器についてあまり考えずに楽器を足し過ぎて曲自体が破綻した事もあります。
『大から小』という流れ
前述した『ざっくり全体を作った後に細部を作り込む』というのを、もっと抽象化するなら『大から小』という言い方もできます。この流れを意識したら色んなものを作る際に比較的上手く作れたり、比較的上達が早くなったりするかもしれません。何故このように考えるかというと、前述したように、多くのモノづくりにこの流れが存在していると考えているからです。
多くのモノづくりにこの流れが存在しているとして『〇〇(やりたい事)において一番大きいところはどこなのか、次に大きいところはどこなのか』という事を考慮すると、最適な手順が見つかり、上手くモノを作れると思います。
インプットへ応用する
この『大から小』の流れは作品制作などのアウトプットだけでなく、インプットへ応用する事も可能かもしれません。効率的な本の読み方などでも、目次を眺めて、ざっくりと本の全体像を捉えると良いとされていたりするものもあります。本編を読んでいく時も、まずは各章の題目や各編の題目などをざっくりと読んで、全体像を捉える事を推奨されます。これも大きいところから小さいところを見ていくという事であるので、流れ自体はかなり似ています。