夏休みの宿題 《ルービックキューブに挑戦する》
長めです‥。
夏休み残り1週間を切り、ルービックキューブに挑戦することにした私。
元はと言えば長男が、夏の宿題を早々と終えてしまい、暇だ暇だとごろごろし、口を開けばゲームしていい?としつこかったことが発端。
「せっかく夏休みなんだから、得意なことをもっと伸ばしたら?」と、私からルービックキューブのタイムトライアルをすすめたことによる。
長男は、それこそ5日ほどは熱心にトライしていたが、お盆で私の実家にいた期間にめんどくさくなってしまったようで、その後はやめてしまった。あるところからタイムがなかなか縮まらないのも、モチベーションが上がらない理由らしい。
そのうちに、揃った面をバラバラにすることだけを担当している私が、「ママもやってみる」と言ったものだから、長男は、おっという感じで乗り気になってくれた。ちょっと先輩の気持ちを味わったようだ。
まずは一面からでいいので、先生よろしくお願いします。
「まずはここ、白を十時(十文字)に揃える。これは自分でやるしかないから、頑張って。」
ラジャー!
そのくらいならできそうだ。
しばし無心。カチャカチャ。3×3の角に白がきてしまったりするが、それは無視。
全く訳が分からなかった頃は、まぐれで一面のうち9分の5とか6とかが同じ色になった!と喜んだりしていたけれど、夫曰く、そのやり方ではいつまでも完成には近づかないらしい。
ああでもないこうでもない、と回していると、ふと、言われた十時になったことに気づく。
先生!出来ました!
長男は、「あ、できてるねー。すごーい😊」と、まずは生徒の頑張りを認めた上で、
「でもこことここの真ん中が色合ってないといけないから、ここの色が、四つ(4面)揃うまで、もう一回やってみて!」とにこやかに言った。
はて‥
一回できた!と思ったものを、敢えて崩すって、なかなか勇気がいるものだ。
せっかく揃った(ように見える)十時をまたずらして、別のところに持ってくる。
再び戻ってこれるのだろうか。だが、取り敢えずここをクリアしないことには、次に進めないのだ。
何か、特訓らしくなってきたなぁ‥
※ちなみに、これも慣れるとすぐ揃えることができます。一度180度真下に回してきて、縦に同じ色を探すといける!
またしばらく、無心でカチャカチャ。
飽きてきた次男が、隣でオレもやるから教えて!と言っているが、私が彼に教えてあげられるものは、まだ何もない。
(ちなみに、何度かこの工程をすっ飛ばしてやってしまったけれど、この上と真ん中の並んだ2つの色がずれていても、白1面のみを揃えることはできるとか!先生、そうならそうと言ってよ‥!)
そのうちに、
おおっ!
出来たんじゃない?
何はともあれ、白の十時ができた。横の色も合った。
師匠、次は何ですか。
「次は、ひっくり返して、白を下に。
それからここの場所(※)の白探して!」
はい、先生。ここにありました。
「そしたら、白の隣の色と、真ん中が同じ色になるところまで、一番上の段を回して持ってきて。」
? こうですか?
で、ここからである。
「じゃあ、左を奥に回して上をこっちに一回回してこれをまたこうしたら、はい、これがここにきたやろ。これを繰り返すとできるよ!」
???
先生、もう一度お願いします‥
「えっと、じゃあ元に戻すで。(カチャカチャ)これを奥に回すやろ。‥違う違う違う、ここをママに向けるやんか、そしたらこれを回す。で、これを横に一回回す。そうそう合ってる合ってる。で、こっちを戻したら、ほら、ここに白がきたやろ!」
? なんでこうなったん?
‥やってみるわ‥ カチャカチャ‥
先生、ここ、こっちやった?
「ううん、そっちじゃなくて、左。」
あれ?そうだった?
あれ??分からなくなったぞ??そして、元に戻せない!
こんなやり取りを何回も繰り返す。
ちなみにこの作業は、
すると、何と上段にあった白が、底面の白十時の角にピタッと収まっている‥!
問題は、(※)の位置に白がない時である。
上から三段目の側面やら、時には上面に白がいる時。
こういう時は、白のあるところをグルリと回転させ、一度関係ない面に逃して、白十字を復活させてからさっきの手順に戻るといいのですが。
書いていて自分でも伝わるかどうか分からないのと、これ以上説明すると3,000字に届きそうなので、泣く泣く割愛します‥
あとは、これを繰り返すのみ!
ルービックキューブに挑戦して、分かったこと。
言葉を、自分の想像しやすい概念に変えて、覚えるといい。
とっても苦手な私の場合、「ここを一回」とか「これが右の時は上を回す」では、抽象的過ぎて覚えられないので、「この子をこっちに逃がしてあげる」とか、「こいつは私の方を見てる。この子は一旦向こうに避けて、この次回して戻っておいで」とか、多少擬人化させると、動きがイメージしやすいことに気づいた。
‥数学の超超苦手な中学生に、正の数と負の数を教える時、「これは3+(−8)で、800万円の借金やろ。持ってたのが300万円やから、残った借金は‥?」と言い換えながら解くようなものかな(思い出して書いてドキッとしたが、かつてこんな風に自分で変換して解いてた男子が居た)。
あとは何より、傍にいて、何度でも億劫がらず教えてくれる先生の存在が大きい。
途中分からなくなって何回聞いても、「えー、また?」とか「ほら貸して!やるから見てなさい!」‥とは言わないで、生徒の気の済むまでやらせて放っておいてくれるけど、困ったらちゃんと助けをくれる先生。
私はものを教える時、ここまで相手に寛容だったかどうか‥
長男が、ここまで気長に、かつ優しく人に教えられるとは思っていなかった。
いや、学校では担任の先生から、○○くん優しいですよ、とか、お友達にもよく教えてくれてます。とか聞いたことはあったが、短い懇談での話だし私もつい「えー本当ですか?!いやいや‥」「家では弟にキツくて!」なんて応えてしまっていた。
ほんとゲームにしか興味ないんだから、とか、
もっと兄弟仲良くして優しいお兄ちゃんになってくれたらいいのに、とか、一方的に思い過ぎていたな。
その後も長男は、「合ってる合ってるー」「ママ、覚えんの早いな!」とか、程よく褒めながら見守ってくれて(私が必死で解いてる間は、ひっくり返って漫画を読みながら)とうとう、
一面、完成しました!
という訳で、夏休み中に駆け込みで間に合い(?)ました!
夏休み何してました?と問われたら、実はルービックキューブを少し‥と言おうと今から思っている。
そして、今は何と次の過程に挑戦中です。
次は反対の黄色、それから残りの4面‥となるらしい。が、それは残りの1日でできる気がしない。覚えるパターンと回すところがいっぱいあり過ぎて。
それでもいい。夏休みが終わっても挑戦は続くし、
私には教えてくれる頼もしい先生がいるから。
‥黄色が完成したらまた報告します。
なんと!shin4804さんが前回の記事を載せてくれました😆私もやっと一面ですが、同志として?ともに頑張りましょうね❗️
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