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1985年5月, Dire Straits​, Brothers in Arms, Money for Nothing, ギター・リフが青空を駆け抜けた初夏

久しぶりの note 投稿。中途半端にカッコつけたタイトルを付けましたが、昨日、2020年5月13日は、Dire Straits の 5作目のアルバムにして最大のヒット作、"Brothers in Arms" のリリース35周年に当たる日でした。ならば昨日のうちに投稿すれば良かったのですが、このことに気づいたのはまさしく昨日のことで、自分の Facebook に載せた昔の投稿、それは 2017年3月10日に我が家の直ぐ近くで撮った青空の写真

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に、カルメンマキ & OZ の 1977年の曲、『空へ』というタイトルの歌の YouTube 上の音源へのリンク

を貼った簡単なものなのですが、それがたまたま昨日、自分の目に入ったその時、

そのカルメンマキの歌の方ではなく、何故か(というか理由、原因はあって、それはこれから書こうとしていることの中にあるのですが)、私の頭の中で、Dire Straits​ の 1985年リリースの曲、彼らの最大のヒット作である "Brothers in Arms" というタイトルのアルバムに収められた、これまた彼らの最大のヒット・シングルである "Money for Nothing" のそのイントロのギター・リフが、同曲の共作者でもありレコーディングに客演したスティングのファルセット・ヴォイスの後に始まる、作者でありバンドのフロントマンであるマーク・ノップラーによる極めて印象的なギター・リフが、私の頭の中で突然、鳴り出したのです。

私などはついつい歌いたくなる方です。同じような人の為に、以下に歌詞を載せておきます。さぁ、一緒に歌いますか(笑)。

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*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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♫ ♫ ♫

歌い終えたところで、話の続きです。

そういうわけで、それが切っ掛けで、あのアルバムのことがあらためて気になって昨日のうちに調べたのですが、当時発売されて直ぐに買ったあのアルバムが 1985年リリースの作であることはずっと前から分かっていたことですが、具体的な発売日は、何という偶然か、まさしく昨日、5月13日だったのです。つまり、昨日はアルバムのリリース日から、ちょうど 35周年に当たる日だったというわけです。で、それに驚いて直ぐにそのことを Facebook に投稿したくなり、昨日はそれだけ、note への投稿は今日ということになりました。

そういうわけで、1日遅れ(笑)。

さて、私は高校2年だった1978年2月にリリースされた彼らのデビュー・シングル "Sultans of Swing" を当時(おそらくは最初はラジオで)聴いて以来の Dire Straits のファンで(高校3年生だった年の同年 7月にリリースされたデビュー・アルバム、バンド名をタイトルにした "Dire Straits" を買い、その LP は今もレコード・プレイヤーを置いていて聴くことが出来る私の田舎の実家にあります、括弧が長くなりますが、音楽が気に入ったのは勿論ですが、「差し迫った難局」「ひどい苦境」あるいは「絶体絶命の窮地」といった意味になるそのバンド名がクールにも思えました)、彼らが解散するまでに残したアルバムの全てを気に入っています。

初期のものも非常に気に入っているのですが、この 5作目の "Brothers in Arms" は、彼らの音楽がアーティスティックな面でもエンタテインメント性でも商業的成功の上でも、最頂点に達した作品だったと言えるのではないかと思います。

1982年9月リリースの 4作目 "Love Over Gold" はちょっとした経緯があって、リリース直後ではなく、1983年から1984年にかけての海外放浪から帰国した後になって LP で買っているのですが、5作目の  "Brothers in Arms" はカセットで買いました。

あのアルバムがリリースされた時は、当時の勤め先の、海外から日本に産業技術や管理手法などを学びに来た外国人エンジニア達の為の研修・宿泊施設(いわゆる「技能実習」とは異なる制度によるもの)の、彼ら外国人用の宿舎の一室に職員として住んでいて、狭いスペースの自室には懐かしのラジカセしか置いていませんでした。で、当時の私は当然のように、その "Brothers in Arms" をカセットで買いました。今も持っています。

たった今、スマホで写真を撮ったんだけど、流石にもう汚いな(笑)。

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さてさて、ここまでは長い長い前置き、みたいなものかな。ここからが本題かもしれません。本題の方が文字数としては少なくなるかもしれませんが(笑)。

私はあの歌 "Money for Nothing" のイントロの強烈なギター・リフを聴くと(あるいはアルバムの 1曲目 "So Far Away" のイントロのギターやヴォーカルの歌い出しを聴いてもそうなのですが、そしておそらくはその 2曲以外の残りのアルバム収録曲についても大方はそんな感じかもしれませんが)、兎にも角にも、初夏の青空を突き抜けるような心地良い感覚に襲われるのです。

音楽からのインスピレーションという意味ではとりわけ "Money for Nothing" と "So Far Away" がそうですが、そしてその背景には、音からの直感的な感覚ということだけでなく以下に書くようなシンプルな理由があるのですが、ただ、それだけでなく、あのアルバム "Brothers in Arms" の印象的なアルバム・ジャケット(LP でもカセットでもそれは同じですが)、あのドブロのギターが青空に浮かんでいるイメージが、そういう感覚を呼び起こしている面もあるんだろうなと思います。

上にも書きましたが、1985年の初夏、私は勤め先、それは横浜にあった日本に産業技術や管理手法を学びに来ていた外国人のエンジニア達の研修・宿泊施設なのですが、その宿舎の一室に、彼ら外国人と共に住んでいました(狭い狭い部屋でしたが、一応は個室です)。

季節はちょうど今と同じ初夏、今と全く同じ時期、具体的にはあの年の 5月だったはずです。昨日調べたところ、アルバムは日本でも同じ、1985年5月13日がリリースの日でした。

当時、私は、休日の昼間など、自室に置いていた自分のラジカセに買ったばかりの "Brothers in Arms" のカセット・テープを入れ、部屋のドアや窓を開けっ放しにして、"Money for Nothing" のイントロのギター・リフが初夏の青空に駆け抜けていく様子を目で観て、耳で聴いて、楽しんでいました。あのリフは本当に、初夏の青空を駆け抜けていったのです(笑)。

いや冗談でなく、本当にあの音は、私の耳の中で、頭の中で、私の視界で、実際に部屋の窓からこの目で見た、あるいは廊下の先の非常階段のドアを開けた向こう側にこの目で見た、綿雲のような白い雲が浮かぶ初夏の青空を駆け抜け、突き抜けていったのです。だから(笑)というのは蛇足で、(笑)と付けたことの方が冗談です。

ここまで読んでくださった貴重な、今の私にとって希有で大切な存在である読者の方には些か唐突に聞こえるでしょうけれども、私はその年にその職場で出逢った女性とその年の年末だったのか、翌年の正月からだったというべきか、そこは微妙なのですが、とにかく、その女性と付き合うようになりました。

そして、あのギター・リフが青空を駆け抜けた1985年の初夏から 3年後の春、1988年の 3月に、彼女と結婚しました。

まぁそういうわけで、全くの極私的感覚なのですが、とりわけあの歌、"Monery for Nothing", あの曲のギター・リフ、アルバム・ジャケットに映えるドブロ・ギターが浮かんだ青空、あのギター・リフが駆け抜けた1985年5月の横浜の青空、そしてあのアルバムの全ての曲、それら全てが、私の妻の存在に繋がっていくのです。

どうだどうだ、唐突だろう? ... ってこの突然の言い方自体が唐突か(笑)。

兎にも角にも、せっかく上に載せた "Monery for Nothing" の歌詞ですが、あの歌詞の内容とは実のところ全く関係ないところでの、ただあのギターの音と、リフの音と、曲のメロディと、アルバム・ジャケットと、アルバムの全曲と、ギター・リフが駆け抜けていった青空と、そんなイメージだけの極私的物語でありました。

以下がアルバム全曲です。著作権上の問題で YouTube にある音源は時折り削除されたりしますから、いつまで YouTube 上にあるか分かりませんが、まぁしかしこれは LP に針を落としてそのまま録画・録音してアップしたものなので案外(?)大丈夫かな。

因みに、このアルバムは当時、LP、カセット、CD それぞれでリリースされましたが、カセット(およびCD)においては、"Monery for Nothing" を含む大半の曲が、LP 収録ヴァージョンよりも 1分以上長いものとなっています。ですから、私が上に書いた極私的物語における 1985年の初夏に横浜の宿舎の自室で聴いていたカセット、写真を上に載せたアレのことですが、あのカセットに収録されている各曲の内容は、以下にリンクを貼った YouTube 上にある LP ヴァージョンの音源と全く同じというわけではありません。そこはちょっとだけ残念(笑)。(本 note の最後にリンクを貼ったのが, full length の "Monery for Nothing" が収められたCDヴァージョン: 2021年8月1日追加・加筆)

Side A:
1- So Far Away - 00:14
2- Money for Nothing - 04:14
3- Walk of Life - 11:08
4- Your Latest Trick - 15:15
5- Why Worry - 20:00

Side B:
1- Ride Across the River - 00:16
2- The Man's Too Strong - 07:08
3- One World - 11:44
4- Brothers in Arms - 15:22

ちなみに、私の妻は、以前の 2つの note 投稿のタイトル上の写真に映っている、この人です。

... ♫ ♫ ♫ .....

1 - So far away (0:00)
2 - Money for nothing (5:15)
3 - Walk of life (13:38)
4 - Your latest trick (17:50)
5 - Why worry (24:25)
6 - Ride across the river (32:56)
7 - The man's too strong (39:54)
8 - One world (44:34)
9 - Brothers in arms (48:16)

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