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記憶の秘密:脳のフィルタリングの科学

こんにちは、マティです。

本日もよろしくお願いします。


いま、コロナ自粛中で、家にいる時間が多かったりしますね。

家の中にいる時間が多いと、最初は、何をしてもいい!自由だ!とウキウキするかもしれませんが、

あんまり長引くと、だんだん不安になってきますよね。

そういう人は、自分もそうなんですが、なにか、勉強したり、副業を始めてみようかといろいろ、探したり、本を読んでみたりすると思うんですよね。とにかく、自分にとって大事な情報を頭に入れようとしますよね。


だけど、そんなとき、こんな経験はありませんか?


せっかく見た動画の内容をすぐに忘れたり、読んだ本の内容を読み終わったら、すぐにきれいさっぱり、消えてしまったり、、、、

あるいは、副業で有名な人の動画を見たけれども、何一つとして、記憶に残っていなかったり、、、、


そんなことばっかり続いていたら、もう大変です。全身をかきむしって、ひどくもだえ苦しむような、ひどい気分になります。というか、自信喪失しそうです。

どうして、こんなに大事な情報なのに、覚えられないのか、、、

自分の脳みそはどうして、この情報を大事だと思わないんだ、、、

ひどく悩んでしまいますね。


実は、最近の科学で、脳がどのようにして情報の価値を判断しているのかが、分かっています。

脳が、情報の価値を判断しているところ、それは、網様賦活体(RAS) です。

ココの性質を理解して、うまく操ってやれば、記憶を定着させやすくなります。その方法をこれから解説していきます。


1.RASって何をする場所?

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RASは、日本神経科学学会の運営する、脳科学辞典でこのように書かれています。

覚醒状態を維持する脳内機序について、MoruzziとMagounは1949年に脳幹網様体の重要性を示し、上行性網様体賦活系(ascending reticular activating system; ARAS)の概念を提唱した。この概念は非常に有名になったが、その後の研究により、睡眠と覚醒に関連して活動する重要なニューロンの細胞体の多くは網様体内部には位置しておらず、それらの軸索が網様体を通過するだけであったことが明らかにされた。  :本村 啓介 脳幹網様体賦活系 脳科学辞典 https://bsd.neuroinf.jp/wiki/脳幹網様体賦活系 (2016)

ここでは、RASという場所は、様々なニューロンの軸索が通る場所だと明記されています。

分かりやすく言うと、いろんな情報をパソコンに伝える、ケーブルが通る場所ですね。


では、どのようなケーブルがあるのでしょうか。次のようなものがあります。

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大まかにわけて、三種類あるんですね。


ここで、特に今回注目したいのがモノアミン系です。

ここで、情報処理と書かれていますが、具体的に説明すると、次のようなことをしています。

モノアミン作動性ニューロンの一部は下行性に脊髄まで投射しており、運動系の促通、感覚のゲーティング、自律神経系の調節など、覚醒制御以外の多様な機能に関与している。 :本村 啓介 脳幹網様体賦活系 脳科学辞典 https://bsd.neuroinf.jp/wiki/脳幹網様体賦活系 (2016)

つまり、運動に関する情報と、感覚に関する情報、そして、自律神経系ですね。


ここで、感覚のゲーティングとありますが、これは、入ってくる全ての情報のうち、どの情報に対する刺激を強くするか、調整するということです。

とても簡単に言うと、様々な情報のうち、どの情報を覚えるか、判断しているということです。


ここでわかることは、私たちが、覚えている情報というのは、例外なく、RASによって、覚える価値があると判断された、情報のみが、残っているのです。

だから、記憶に残らないということは、RASに重要な情報だと判断されていないということですね。

また、重要な情報、大事な情報が入ってこないというのも、RASによって、そういった情報が重要だと思われておらず、日常において、拾えていないということです。


2.RASを洗脳して、情報を自動収集する方法

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ここまでで、RASが何をするところかわかりました。

では、どうやったら、何が必要な情報だと、RASに教え込むことができるのでしょうか?


実は、RASに必要な情報を教え込むための方法は、潜在意識がかかわってきます。

人間の意識は次のように構成されているといわれています。

潜在意識

起きているときや、はっきり意識できる、顕在意識というのは、10%しかなく、ほとんどは、潜在意識で構成されているんですね。

そして、この潜在意識が人間の行動に深くかかわっているといわれています。


人間の行動ということは、情報の取捨選択にもかかわっているということです。

つまり、RASの情報の取捨選択というのは、無意識によって支配されているんですね。

だから、RASをプログラミングしようと思うなら、無意識にアプローチするような方法をとればいいわけです。


具体的には、次のような行動をとればよいです。


2-1.初期設定

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まずは、自分の目標をRASに対して設定しなければいけません。

そのために一番良い方法は、まず、紙に書きだしていくということです。


自分にとって大事な目標、達成したいことを紙に書いていきましょう。

文字を書くときには、指先などの器用な動きをすることで、脳がとても活性化し、情報が入ってきやすくなってきます。

もちろん、情報が入ってきやすいということは、RASがそれらを一時的に入れやすくなっているということです。


まずは、紙に書き出してみましょう。


2-2.刷り込み

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紙に書き出し終わったら、次は、それらのことを脳に刷り込むために、より具体的にしていきましょう。

具体的に、

どんなところで?

何をしている自分なのか?

どんなもの、どんなスキルが身についているのか?

など、とにかく詳細に書いていきます。

この時のコツとしては、期限を設ける事、そして、ポジティブなことを書くことです。


例として挙げるならば、ダイエットならば、

3か月後に60kgを目指す!

スリムな感じで、スキニージーンズがはけるようになる!

写真に写った時に、とても、細い自分が見える!

という風に具体的に書いていきます。


そして、書き終わったら、そういったイメージを詳細に心の目で想像していきます。

心の目で想像することで、脳内のスクリーンの中に焼き付けられていきます。


こういったイメージトレーニングは、効果があり、実際に成功している方もたくさんいます。

有名な方でいえば、水泳の北島康介選手もこのようなことを心掛けているそうです。

「普段から、自分がガッツポーズして喜んでいる姿とかをイメージしている。」


2-3.繰り返し、洗脳する

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ここまできたら、今手元には、自分の目標を詳細に書いた、紙があるはずです。

その紙を毎晩、夜寝る前に見ることをお勧めします。


夜寝る前というのは、リラックスしており、一番自分に暗示をかけやすい状態になっています。

誰しも寝る前の、うとうとしている状態では、人から言われたことを鵜呑みにしたり、携帯で見たものを、よく覚えていたりすることがありますよね。

そういった状態では、RASを通して、脳に記憶が残りやすい状態になっているといえます。


そのため、夜寝る前に自分の目標とそのイメージをよく思い浮かべることで、RASを洗脳することができます。

これを毎日繰り返すことで、自分の欲しい情報が手元に集まってくるようになります。


2-4.ダウンロード開始

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最後ですが、ここまで出来たら、実際に情報を検索したり、集め始めるようにしてみてください。

いままで、関心が薄くて、よく覚えていなかったことも、印象に残りやすくなるようになっています。


ちらっと、見た情報で重要なものを覚えていられるようになったり、

不思議とその時に必要な情報がポンポンと目に留まるようになったり、

さらには、ぱっとめくった本の文章を読むと、まさに今必要な知識だったり、

脳が、勝手に自分にとって必要な情報を集めだしていき、記憶するのが感じられるようになると思います。


そして、何かを記憶したり、暗記する際にも、このように、紙に書いたり、心でイメージしたり、繰り返すということ、RASを操るということを意識してみてください。


3.最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。

読んだり、学んだことをすぐ忘れるってホントにつらいですよね。

自分自身もどうしてこんなに大事な事なのに忘れるんだ!と悩むときがあります。

やはり、記憶というのは、人が生きていくうえで大切なものなんだなとしみじみと感じていますね。

やっぱり、自分にとって大事な情報は脳にも大事な情報だとおもってほしいですよね。

RASを生かすと、情報が自然に目に留まるようになります。

この記事を読んだ方が、そういった体験をしてくださったら、うれしいですね。役立ててくだされば、幸いです。


今回、参考にした本です。興味のある方は読んでみてください。










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