熟成型、アイデアトレーニング
こんにちは、マティです。
本日もよろしくお願いします。
あなたは、頭に何も、アイデアがわいてこないという経験をしたことはありますか?
何かを始めようと思ったけれども、何をしたらいいのかわからない。
文章を書こうと思っても、何も書くことがない。
できない問題が起きたけど、何がわからないかわからない。
何かに、チャレンジしているときにこういったことは、よく起きますよね。
そして、むずかしさの度合いによっては、チャレンジ自体をあきらめてしまったり、自己イメージが傷ついたりして、自分は、なんてダメなんだと思ってしまいそうになります。
こんなとき、自分の頭にもっとアイデアがわいてくればいいな、とか、天からアイデアとか降ってこないかなとあわよくば、願ったりしますね。
実は、頭に、アイデアを生み出させる、いい方法があります。
それは、ゆったりとして、頭にアイデアを熟成させる方法です。
今回の方法は、以下の三冊の書籍に基づいています。
「アイデアの作り方」:ジェームズ・W・ヤング
東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方:上田正仁
自分を操る超集中力:メンタリストDaiGo
これから、その方法について、解説していきます。
1.アイデアはどんな時に生まれる?
アイデアが一番生まれるタイミングというものは、存在します。
それは、人が、ゆったりとしてリラックスしているときです。
科学者が、ゆったりとしているとき、例えば、ふろ場や、寝る直前などで新しいアイデアを思いつくというのは、聞いたことありますよね。
古代ギリシャの科学者アルキメデスは、ボーっとしながらお風呂に入っているとき、湯船からあふれ出るお湯を目にして「アルキメデスの原理」のヒントを思いついた。
アイザック・ニュートンは、ぼーっとリンゴの木から、リンゴが落ちるのを見たときに万有引力の法則を発見した。
アインシュタインは、一般相対性理論について、何年も考え続けたが、ある晩、ついにあきらめようと思って、ベッドに入った時にひらめいた。
これらの逸話からもあるように、ゆったりしているときにアイデアは生まれます。
ただし、そういったことが起きるためには、ある程度の手順が必要です。
2.最初に素材を集めよう
アイデアを生み出すためには、素材が必要です。
そのために、情報収集をしましょう。
この情報収集は一番重要で、この時にいかにたくさん集められるかが肝になります。
わからないもの、あるいは、何がわからないかわからない問題について、気が済むまで調べます。
また、この時の情報収集にはコツがあります。それは、答えを探し求めるだけではなくて、その分野に関して、幅広く情報を集めるということです。
わかりやすくいえば、しばらくの間、自分のわからない分野について書かれた、webページや、本などに、どっぷり浸ってみるということです。
たとえば、ダイエットについて調べるなら、ひたすら、ダイエット関連のキーワードでネットをめぐっていく感じですね。そして、良さそうな情報があれば、どんどんお気に入りなどに追加してマークしていきます。
この時に、情報の良し悪しにかかわらず、とにかくたくさん集めることに集中するとよいです。
ある程度、情報が集まったら、次の段階に進みます。
3.素材を調理しやすくカットする
次は、集めた情報を繰り返し眺めて、各々の要素や構成成分について考えていきます。
分かりやすく言うと、その特徴について考えていくということです。
たとえば、ダイエットに関する情報ならば、有酸素運動、無酸素運動、基礎代謝、などの区分に分けて、情報を整理していったりします。
そして、さらに、たとえば、無酸素運動では、どの筋肉を鍛えるのか、その筋肉を鍛えると、どういった効果があるのか、というように掘り下げていきます。
また、この時に、良い情報、悪い情報についても区分けしていくようにしましょう。見分け方としては、事実とノウハウに分けます。事実とは、誰でも可能な方法で、ノウハウとは、その人にしかできない、自分に合ってない方法です。
自分に合ってない方法はいらないので、どんどん消していきましょう。
このようにして、必要な情報だけを選別して、各要素の特徴を理解して、共通項や、組み合わせが見つけられるような状態にしていきます。
4.素材を組み合わせていく
今度は、集めて、分解した情報をもとに、様々な組み合わせを繰り返していきます。
ダイエットに例えると、たとえば、基礎代謝はダイエットにとって大事な要素である、ということと、大きな筋肉が、基礎代謝を担っているという情報を組み合わせると、ダイエットにとって大事な筋トレは大きな筋肉を育てる筋トレであるという考えなどが、浮かび上がります。
また、この組み合わせを試すときに、大切なことは、時間です。
なるべく、時間をかけて、考えていくのですが、この時には、こまめに休憩をはさむ、ポモドーロテクニックがおすすめです。
ポモドーロテクニックとは、25分間集中して、5分間休憩するというサイクルです。
5分間の休憩の際には、できるだけ、ぼーっとするようにします。
このテクニックを使うことによって、まるでときどき、味を調えるために鍋をかき混ぜるかのように、頭の中で組み合わせを試している情報たちが、あるべきところに収まりだします。
ぼーっとしているだけ、というのは何か怪しい感じがしますが、実はそんなことはありません。
米ワシントン大学医学部のM.E.レイクル教授によると、人間の脳は、ぼーっとしているときに、非常に活発に働きだしており、この時に、様々なアイデアや、解決策が生まれるのだそうです。レイクル教授はこの時、脳は15倍の能力を発揮していると研究で述べています。
また、メンタリストDaiGoもこの研究を動画で紹介しています。
脳を【15倍使えるようになる】方法とは :メンタリストDaiGo https://www.youtube.com/watch?v=P5grhWlYk3w&t=207s
じつは、ぼーっとする時間は人間にとって必要な時間なんですね。
5.熟成させる
ここまできたら、アイデアがすでに、生まれているかもしれません。
もし、アイデアがまだ無かったとしても、大丈夫です。
ゆったりとして、ひとまず、考え事から離れて、自分の好きなことに熱中したり、ぼーっとしたりするようにしてみましょう。
頭の中で、カットを済ませた、情報たちが、どんどん熟成されていきます。
そして、脳も、15倍のパワーで情報を処理して、調理していきます。
しばらくするか、あるいは、次の日の朝になると、いままで、思いつかなったようなアイデアに気づくと思います。
もし、思いついていなかった場合は、この手順を繰り返しましょう。きっと良いアイデアが生まれるはずです。
そのアイデアをもとに行動してみてください。
5.最後に
ここまで、読んでいただきありがとうございます。
アイデアを生み出すのは、むずかしいですよね。
頭をどれだけ絞り出しても、全然浮かんでこないこともよくあります。
ここで紹介した方法は、解決法でもありますが、トレーニングでもあるので、くりかえしていくことで、アイデアを生み出しやすい脳に変わっていきます。
ゆったり構えると、アイデアが生まれるのは実際に体験しています。
この方法を試した方が、同じような体験をすることを祈っています。
ありがとうございました。
参考にした書籍のリンクです。
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