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脳みそダダ漏れマガジン

僕が大学教員として、また家庭の主夫として日々考えていることのまとめです。内容は育児とダイエットと読書感想文が多めで、分野はあまり統一されてません。あとは数学とか、経済学とか、そう…
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#学生

人との偶然の出会いはだいぶ過小評価されてるのではないかって話

あたしはよく授業やゼミに人を呼ぶ。 また、他大学の学生が参加するワークショップ的な場所に学生を連れて行ったり、他大学のゼミと合同前ゼミ活動したりもする。 そうやって大学生を自分が通う大学の学生以外の人と出会う機会を敢えて、作る。もちろんめんどくさい。安くない金額のお金がかかるし、時間も取られる。そういうことに一切関心を持たずに生きていける性格に生まれついていたらお金も時間ももっと自由に使えてどんなに良かったろう、と思う。 学生の反応も悪い。なんでわざわざ知らない人の話を

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会社を作ったって話

今回は全文無料公開。 そう、こないだ会社を作った。とても小さな合同会社だ。名前を「合同会社常磐ラボ」(ときわらぼ)という。 あたしはただの大学教員。 大学教員はあんまり起業とかしない。 でも、ちょっと思うところがあって、起業した。 何をする会社か。 あたしの会社では、イベントの経済波及効果の推計業務を担う。 オリンピック開催に伴う経済効果は〇〇兆円ありました!っていうあれだ。あれのもっとローカルなやつ。 お祭りとか、地域密着のイベントとか。そういうものの地元への経済波

伊勢に行ったって話

今月の4日〜5日にかけて。三重県は伊勢市を訪れた。 目的は、「全国まちづくりカレッジ2024in伊勢」に参加すること。ゼミ学生を引率した。 このイベントは、全国(西日本が多いが)の大学生が一堂に介して自分たちの活動の報告をシェアしたり、開催校の地元を巡り地域課題を実感するフィールドワークや、また課題解決への糸口を探すグループディスカッションなどで構成される、大学生中心の地域活性化系イベントである。 今回の開催担当校は、伊勢市にある皇學館大学。伊勢神宮のお膝元で神職を養成

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絵面は地味だけどって話

教育の理想に近づいているかもしれない。この写真に見える地味な絵面の中で起きている変化を感じているのは、現場にいるあたしだけだ。 あるゼミ学生が、プログラミングを教えてもらっている地元石巻のIT企業【イトナブ】のスタッフとゼミメンバーに自分が書いてきたプログラムの説明をしているところの写真である。(イトナブWebサイト→https://itnav.co.jp/) うちのゼミでイトナブ全面協力のもと、プログラミング学習を始めたのは今年で2年目だ。昨年度は有志学生のみだったが、

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価値観の異なる同世代との交流が、学生を一番成長させるという話

2013年からの教員生活も11年目が終わろうとしている。なんという矢の如き光陰か。 そんな時の流れの中で、こんな仕事をしていると嫌で考えざるを得ないのが、「学生の成長」という課題である。 似たようなことを何度も書いているかもしれない。いつものことながらタイトル落ちなのだが、教員を10年以上やってきて一番効果があると確信しているのは「他者との交流」である。それも、異なる価値観を有する同世代の他者。一番身近で出会う可能性が高いのは、他大学に通う学生である。もちろん、エビデンスは

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待ってるだけじゃ誰も何もくれないって話

なんとも平成Jポップの歌詞みたいな、自己啓発本のよくある一節みたいな 、なんかそんなタイトルだが、大学教員をやっていると結構これは思う。待ってるだけじゃ誰も何もくれない。 まぁもしかすると僕が勤める大学にだけ特別多いだけなのかもしれないが(そしてそうではないことを知ってはいるのだが)、これは結構悩ましい課題だなぁと日々感じている。 一般的に言って、人生上のステージが変わるためには、何かの機会が必要である。が、これも一般的に言って、そういうのは無いのが基本だ。たまに向こうか

今年も彼らは変わっていく

今年度のゼミも、半年が経過した。 毎年これくらいの時間が経過すると、学生の変化も目に見えてくるようになる。どんなふうに変わったか、今回はそれを綴ってみよう。 その前に、そもそも大学のゼミというのは、というところを少し。 大学におけるゼミとは大学にはだいたいゼミという制度がある。通常の授業は科目名があり、学生はその科目を学ぶために教室へ行く。高校までのイメージと同じだ。 一方ゼミとは、教員の研究内容とかその他やっていることに興味がある学生が、その教員を選んで研究室に入る、

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ミドル層はこの国を救う最後の可能性かもね。

23年度後期の授業が本格的に始まっている。 多分割と明け透けに色々と話してしまう方なので、授業中が実は一番本音で話していることも多いかもしれない。社会的な話とか、大学の内部的なこととか。話せる範囲というのはあるのでそこら辺は弁えているつもりだけれど、話せるギリギリのところまでは結構言っちゃうこともある。 もちろん言葉は選ぶのだが、表現するべき現状自体がなかなかの地獄だったりするので、言葉を選んでみたところでやっぱり黒いものを白くすることができるわけではないから、どう控えめ

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社会人基礎力について。

社会人基礎力。 ここより下に書くことはちょっと内容的にアレなので、以下全部有料部分に設定します。

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