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脳みそダダ漏れマガジン

僕が大学教員として、また家庭の主夫として日々考えていることのまとめです。内容は育児とダイエットと読書感想文が多めで、分野はあまり統一されてません。あとは数学とか、経済学とか、そう…
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#地域活性化

まちづくりに関して最近思うことって話

大学教員になって11年。ずっと地方で働いているせいか、地域活性化とかまちづくりとか、そういう界隈の付き合いや取り組みが結構身近にある。 自分もそのカテゴリに分類されそうなことをやったり手伝ったりすることは多い。 そういうことをやっていながら、ずーっと腑に落ちないというか、考えがまとまらなくて解消されないモヤモヤというか、そういうものが胸に頭に残り続けている。 それは、言葉で表してしまえばとても単純なのだが、「まちづくりとは何か?」ということ、もっと言うと「まちはつくるもの

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伊勢に行ったって話

今月の4日〜5日にかけて。三重県は伊勢市を訪れた。 目的は、「全国まちづくりカレッジ2024in伊勢」に参加すること。ゼミ学生を引率した。 このイベントは、全国(西日本が多いが)の大学生が一堂に介して自分たちの活動の報告をシェアしたり、開催校の地元を巡り地域課題を実感するフィールドワークや、また課題解決への糸口を探すグループディスカッションなどで構成される、大学生中心の地域活性化系イベントである。 今回の開催担当校は、伊勢市にある皇學館大学。伊勢神宮のお膝元で神職を養成

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会津若松に行ったって話②

前回の続き。先月の下旬に会津若松に行った。目的はAiCT(アイクト)の視察である。動機その他の主なところは①の方に書いた。 スマートシティとは 会津若松市はスマートシティと呼ばれる都市のデジタル化の取り組みの国内トップランナー的な位置付けとなっている。都市のデジタル化と言ってもあまりピンとこないかもしれないけれど、情報技術を用いて生活の色々を便利に効率的にしていこうという動きだと思えば、なんとなくイメージはできるのではないか。 市役所の窓口で謎の待ち時間を過ごすことや、

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まちを消費するか生産するか

地域活性化的な話を聞いていると、(主に行政に対して)何らかの要望ばかりが出てくるような場面によく出会う。例えば、〇〇を作って欲しい、とか、〇〇があればいいのに、とか。 これは結構問題だなと個人的には思っていて、こうした要望の背景にあるのは、まちの姿や行く末は自分以外の誰かが作ってくれるものであるという固定観念である。これが根強く残っていると、「まちを自分たちで作ろう」という感覚になかなかならないし、「まちは自分たちで作れる」とも考えなくなるし、「自分たちがやってることだって

the long wrong way

目的と手段を取り違えてはいけない。事を進める上で注意しなければならないこととして、頻繁に指摘されることである。でも、これを十分に実践に落とし込むことは非常に難しい。だから、頻繁に指摘されるのだろう。何度やっても取り違えちゃうから。 人生。どんな形であれ、大抵の人は自分の人生を豊かなものにしたいと望んでいる。何に豊かさを感じるかは人それぞれだろうが、充実したものであってほしいという願いは共通しているだろうし、そのための努力を積み重ねることが人生そのものだ、というのは必ずしも大

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