普遍的な物語 #5 アテネのタイモン
この作品は、正直あまり知られていないのではないでしょうか
ですが、ここまで普遍的で現代的な作品だとは驚きでした。
タイモンは大馬鹿野郎です。
しかし、タイモンにまとわりついた人物たちは下衆以外の何者でもありません。この作品から現代を生きる私たちは多くのこと学ぶことができ、鏡のように映すことができると思います。
肝心なのは、見極めること。そして何事も程々にしておくことが重要であるということです。
お腹いっぱいになって幸せなのは一時だけで、後に胃薬を必要とする羽目になる。お酒だってそうです。飲みすぎはよくない。
それなら、腹八分目に抑えて明日に食べる美味しいものを想像するほうがよっぽど幸せは長続きする。そんな気がします。
いい作品でした。