ゲスな女が、愛される。/心屋仁之助
表紙とタイトルが気になって購入&読了。
周りから「優しい」とよく言われるが、姉と親友、元彼に「お前は本当にゲスだ」と言われたことがある。
私は自分をゲスだと思っている。乙女とも思っているし、言われもする。
「ゲスの極み乙女。」の由来は知らないが
初めてそのグループ名を見た時は驚いた。
まるで私のことみたい、と。
頑張らなくていい。
本書には何回も何回も書いてある。
思ったよりも深い話が含まれていてドキッとした。
本文中にはこんな文章が書かれていた。
“今、声に出して言ってみてください。
「お母さんを捨ててもいい」”
…私には言えなかった。文章を見ただけで胸が苦しくなった。
結婚できないのならば母親との関係を見直した方がいい。
そのような内容の本がすでに売っているのは知っている。
私は母親を尊敬しているし、母親が大好きで仲も良いけれど
未だに結婚できないのは
私が忘れたことさえ忘れているような何かが
小さい頃にあったのだろうか。