コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集/文・絵　さくらももこ

コジコジ万博の関連書籍として発売されたこの本は
本文が100ページ弱にも関わらず
定価は1100円である。

　
中身はカラーでもないし、カバーもない。

　
1ページで一問一答スタイルであり、一言の問いに対して一言の答えのページもある。

　
高いと思う方は多いだろう。

　

本書はコジコジのマンガを読んでいる方ならば
見覚えがあるコジコジの言葉だらけだ。

そう、全てが
マンガからの抜粋の絵や言葉なのだ。

　
読み終わるまでに30分とかからない。
サラッと読めてクスッとしたり
なるほど、となる。

それがコジコジの魅力だ。

　
私はさくらももこ先生のキャラクターなら
ちびまる子ちゃんよりコジコジの方が好きだ。

　
コジコジとは
宇宙生命体のコジコジがメルヘンの国で
様々なキャラクターと過ごす話なのだが
コジコジはいつだってブレない。
そして、媚びない。

　
好きなように楽しく生きる。それがコジコジだ。

　
私が特に好きな言葉はこちらだ。

「盗みや殺しやサギなんかしてないよ
遊んで食べて寝てるだけだよ　
なんで悪いの？」

「おしりがふたつに割れているのは
ウンコに便利だからだよ」
「割れてなきゃいきなり穴だからキケンだし
みっつは無意味だからじゃないの」

　
1100円は高いかもしれない。

　
だけど
さくらももこ先生ファンとしては買わずにはいられない。