【日々の感想文 その5】漱石山房記念館〜『門』ー夏目漱石の参禅ー〜
夏目漱石生誕150年にあたる平成29年(2017年)9月24日、開館した新宿区立漱石山房記念館に行ってきました。
すいません・・・外観の写真を撮っていませんでした。代わりといっては難ですが、悪徳ブン屋感溢れる私と先生の記念写真から、この開放的な館内の様子を御察しください。ここでかの有名な「木曜会」が開催されたりしながら、数々の作品が生まれたというわけですね。
以前、私は漱石と誕生日が一緒であるなどで勝手なご縁を感じているということを記事に書かせていただきました。
↑の記事のカバー写真の全集1の中身は『吾輩は猫である』なのですが、この「猫」を難解にする最大の要因はおそらく“禅ジョーク”にあると思います。全てを理解しながら読むのは、一般的にかなり無理があると思います。しかしながらこの「禅」の持つ心意気と申しましょうか、自らの精神との向き合い方であるとか、文句の角度、行く着くところは「悟り」なのでしょうけど、これらの様々が面白い、興味深いということだけは伝わってきます。なのでいづれ浅くこの世界に触れてみたいという思いがありますが、そうそう世俗を離れるわけにも行かない日々の中に在るのが現状です。
そんな折、今やってた展示が「『門』ー漱石の参禅ー」ということで、何か感じ取れるかもしれないと思ったのでした。結果、、
悟れませんでした。
ただ、漱石と円覚寺のやりとりや参禅にまつわる凡ゆる痕跡から当時の空気感が読み取れ、難解な“禅ジョーク”の裏にある習わしをさらりと覗くことで、少し気楽に、ユーモラスに捉えられるようになれた気がします。
ところで、最高のTシャツを手に入れました。
ザ・ビートルズ不朽の名盤『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のジャケットをもじった『ナツメ・ソーセキズ・サーズデー・スタディー・クラブ・バンド』のツアーTシャツ!
ちなみに私は初期三部作の『三四郎』『それから』『門』がとても好きで、中でも"AND THEN"のファンです。〜GATEじゃないんかい!〜
終
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