見出し画像

もっとバズりたいから毎週の読書録をやめることにした話

2024年は毎週読書録を書くと年始に決めた。
今日まで27週間連続で書いてきたが、今日で辞めることにした。
この記事では読書録を始めた理由と辞めるキッカケになった1冊の本を紹介する。


なぜ毎週読書録だったのか

私が2024年、毎週読書録を書こうと思った理由は2つある。

  1. 読んだ内容を忘れないようにしたい

  2. 発信を継続したい

まず1つ目だが、私はどんなにいい本だと思っても、すぐに内容を忘れてしまう。読書録を始める前の私はこれを"もったいない"と思っていた。なるべく忘れたくない。そして少しでも自分の血肉にしたい。

そこで、忘れたくない情報を記録として残そう。そのプロセスを通じて忘れる量を減らせたり自分の血肉になりやすかったりするのではないか、と思った。
そして後述するがこれは大きな間違いだった。

もう1つの理由は個人のX(Twitter)やnoteでの発信活動を継続したかった。そのためにも何かを自分に課そうと考え、好きな"読書"と絡めた形で発信を継続させようと決めた。

なので読書録は"目的"でいいと思っていた。仕事柄、文章を書くことは目的ではなく手段と考えているものの、これにおいては目的として割り切った。誰に届かなくてもいい。ただ書き続けること自体が重要である、と。

なぜ辞めるのか

そんな考えのもと始めた毎週の読書録だが、この記事を持って辞めることに決めた。そのキッカケとなったのがこちらの1冊だった。

たまたま本屋で手に取った1冊。「はじめに」を立ち読みしていたら本編が気になりすぎてそのままレジに持っていった1冊。
この本を通じてたくさんの気づきや学びがあったが、読み終わった後に一番強く思ったのは

「バズりたい」

だった。patoさんはそういう意図で書いていないかもしれないが、私はそう思ってしまった。

ここでいう"バズる"とは世間でイメージされるものとは少し違う。つまりたくさんインプレッションされたいわけではない(もちろん、そういう気持ちもあるが)。

この本で定義されている"バズる"とは「それが誰かに伝わり、誰かの心を震わせ、行動にまで走らせる」ことだ。それが結果的に巨大なうねりを作り上げるだけで、根本は人の心をつかみ、行動に移させることである。
つまりこの本は私にとってバズったわけだ。

ではどうしたらバズるのか。本を通じてポイントは2つあると思った。

  1. 本当に伝えたいことを書く

  2. 書くことを目的にしない

何を当たり前なことを…と思うかもしれないが、毎週読書録を書いていた私にとっては目から鱗だった。

人の心をつかみ、行動に移させる文章には、書き手の伝えたい気持ち(感情)がパンパンに詰め込まれている。心の底から「伝えたいッッ!」と思える何かがなければ人の心は震わない。
つまり私の読書録はバズるわけがない。なぜならそこに強い感情はないからだ。

あとはこの本いわく、文章は筋トレと同じだ。一定の負荷がないと鍛えられない。書くを目的としていた私の読書録は、ネギでウエイトトレーニングをしていたようなものだった。
読書録の目的は"継続"にあったのだから別にネギトレーニングでもいいと言えばいい。ただ今は継続よりもバズがほしい。そう思った。

ちなみに読書録を始めた1つ目の理由の「読んだ内容を忘れないようにしたい」については、読書録を書いてもキチンと忘れたので個人的には意味がなかった。
そもそも"忘れないようにする"というアプローチ自体が間違っていたように思う。忘れることは前提とし、思い出したかったらもう1回読む。これでいい。

まとめ

以上が読書録を始めた理由と辞めるキッカケになった1冊の本を紹介してみた。

自分で勝手に始めて勝手に終わるのだから勝手にしろよという感じだろうが、私はこの一連の出来事をどうしても伝えたかった

こんな補足はいらないと思うが念のためしておくと、書きたいことを書けばいい(バズる)わけではない。そこには最低限の文章力や新しい情報、意外性などの要素が欠かせない。
ただ大前提として自分が熱を持てるだけの感情は必要である。

なので、まずはこのnoteのように"伝えたくて伝えたくて震える"ようなことを書いていきたいと思う。


本文中で紹介したpatoさんの本はめちゃくちゃよかったので、興味がある方はぜひお買い求めください。


X(Twitter)がんばってます。ぜひ覗いてみてください。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集